金曜深夜の日経特報でも円安&日経先物は上昇 日銀マイナス金利解除の受け止めはポジティブか 水曜が祝日でポジション取りが難しい
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最新の株式指数チャート等は下記URLから
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米国株相場
先週発表されたCPIとPPIは市場予想を上回った。
根強いインフレ傾向は「データ重視」のFRBに金利据え置きを継続を選択させそう。
今週の最大の注目は19日20日のFOMC。
事前予想では金利据え置きとなっている。
ポイントは以下2点
・年内の金利見通しの発表が市場が織り込む6月利下げが変化するか
・パウエル議長のコメントがタカ派かハト派か
事前に予想することは難しく、相場反応は出たとこ勝負になるだろう。
18~21日にエヌビディアが開発者会議を開催。
CEOのジェンスン・ファン氏の講演でのビジョンなどが生成AI株への刺激となりそうだ。
参考記事
来週の【重要イベント】日銀会合、FOMC、米景気先行指数 (3月18日~24日) | 市況 - 株探ニュース
来週の相場で注目すべき3つのポイント:日銀金融政策決定会合、米FOMC、訪日外客数 | 市況 - 株探ニュース
為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日銀の緩和縮小予想も米利下げ期待後退 | 通貨 - 株探ニュース
ユーロ週間見通し:伸び悩みか、ECBの早期利下げ観測と日銀の緩和修正で | 通貨 - 株探ニュース
来週の米主要企業決算 マイクロン、ナイキ | 市況 - 株探ニュース
エヌビディア、18日に開発者会議 パンデミック後で初の対面方式 | ロイター
日本株相場
先週の日経平均は5日線が上値抵抗となり、25日線が下値支持線となりその間を這う展開。
週末終値ではどちらも下回り、5日線が25日線を下抜けるデッドクロスとなってしまった。
このチャートの動きが真にネガティブなものになるかは、翌週の日米の中央銀行会合の結果次第だろう。
今週は18日19日の日銀会合が最大の注目材料となりそうだ。
とは言っても、金曜から土曜に日付が変わるころに日経新聞がマイナス金利解除の特報記事を出している。
会合前に観測記事を書かせるとは思ったけど、思ったより早かった。YCCも撤廃、ETFやREITの新規買い入れも終える見通しとのこと。
— ぽろ (@champoro1) 2024年3月16日
週明けから金利等反応をみて会合後の総裁会見でフォローって感じか。
日銀、マイナス金利解除へ 賃上げ拡大で17年ぶり利上げ - 日本経済新聞 https://t.co/U7IQCs4Cz7
この報道を米国時間で織り込んだがドル円は円安、日経平均先物は上昇。
マイナス金利解除は既に先週で織り込んでおり、「緩和の終わり」を悲観するよりは「デフレ脱却」への期待が上回ったという反応か。
前出の日経記事は日銀がアドバルーンで報じさせたのだと思うが、実際に日銀が動くかは週明けの日本市場の反応を見てになるだろう。
19日の昼頃に結果が出て、引け後に植田総裁の会見。
翌日の20日が日本が祝日で休場。
20日は米国のFOMC結果発表でその反応も見たいとなると、19日のポジション取りは難しい。
上記の他に時期的なものとして、下記が来週も相場に影響を与える。
・機関投資家の年度末売り
・配当再投資に関する需給要因
新興市場は先週日経よりパフォーマンスが悪かった(日経平均が-2.47%、東証グロース市場指数は-4.15%、東証グロース市場250指数は-4.43%)
来週から3月IPOが始まりグロース市場だけで14社が予定されている。
3月後半も軟調な展開が続くように思う。
下方向に振れれば700ptの節目を割れる可能性も想定しておきたい。
参考記事
【投資部門別売買動向】信託銀と投信の売り越しが続く一方、個人と海外勢は買い越す (3月第1週) | 市況 - 株探ニュース
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