全般
今週(9/11~)の注目ポイント
FRBはブラックアウト期間
12日(火)
Appleイベント「Wonderlust」
→iPhone15発表予定とされている。中国での利用規制の流れを変える材料となるか?
13日(水)
米国8月消費者物価指数
→金利変動と11月以降のFRB利上げに影響
14日(木)
ECB政策金利
→ユーロを通じてドルが影響を受ける可能性
米国8月小売売上高
→強い数字が出れば金利上昇要因
15日(金)
中国8月小売売上高と鉱工業生産、中国1-8月固定資産投資
→弱い数値の市場反応と政府の対策期待などに注目
為替市場
先週(~9/8)の注目ポイント
米国の長期金利上昇でドル買い優勢
原油高がインフレ懸念となり米金利上昇
6日に発表された8月ISM非製造業景況指数は予想外の上昇がドル買い材料
ドル指数は2014年以来最長となる8週連騰を記録
6日公表のベージュブックでは経済活動の伸びは鈍化し、雇用の伸びもピーク到達の可能性が示される
東京市場で神田財務官、鈴木財務相が口先介入も為替介入は遠いとされ90分以内に円高はほぼ全戻し
今週(9/11~)の注目ポイント
米インフレ関連指標である13日の8月CPI、15日の小売売上高やNY連銀製造業景況感指数、ミシガン大学消費者信頼感指数に注目
ドルが上昇した場合でもドル円は為替介入の思惑がドル高を抑える可能性
14日にECB政策金利発表は政策金利は据え置きと利上げの可能性が五分五分か
→域内経済の弱さが懸念されてユーロは弱い可能性も。ECBが利上げをした場合でも米国はFRBが引き締め方針で11月以降の利上げ予定があることから、対ドルでは上昇が難しい可能性
原油高が続けばインフレ懸念から金利上昇→ドル買いとなりドル優位の可能性が強まる
米市場
先週(~9/8)の注目ポイント
ISM好評の製造業・非製造業の景況指数はともに予想を上回った。雇用と価
格の項目が揃って上昇し、インフレ収束が遠のいた見られ金利上昇。
ベージュブックでは物価や景気の鈍化傾向が指摘されている。
9月のFOMCは利上げ見送りと見られている。
中国政府機関でのiPhone利用規制がAppleやサプライヤーの株価下落に。米中のハイテク対立欧州が景気先行きを悪化させた。
米10年債利回りは7日に一時4.30%まで上昇、8月22日に付けた4.36%に近い水準
今週(9/11~)の注目ポイント
13日には米8月消費者物価指数(CPI)が発表。前週の強いISMのPMIで雇用と価格の項目が上昇した流れを増長させるか、冷静にさせるか。通常はコア指数が注目されるが足元の原油高を受けた総合CPIの加速幅などにも要注目。
Appleのイベントが中国での利用規制を悪材料視する流れを変えられるか。
翌週にFOMCが控えている。買いも売りも方向感を見出し難いか。
14日にECB理事会。世界の中央銀行はハト派、米国はタカ派だがその傾向が強まれば金利、ドルが強くなり株式には悪材料となる。
米10年債利回りが4.3%台では株式の割高感が意識されハイテク中心に厳しい展開か
週末は日本のSQに相当する特別需給が発生
日本市場
先週(~9/8)の注目ポイント
日経平均は6日まで8日続伸で1,600円超の上昇
7~8日の下落が大きく週間では約103円の下落、中国政府機関のiPhone利用規制が悪材料とMSQに絡んだ需給変動が影響か
TOPIXや東証プライム指数は年初来高値を更新、週間終値でも前週末比で上昇
8月最終週(8月28日~9月1日)の海外投資家の売買動向で先物は6300億円弱の大量買い越し
今週(9/11~)の注目ポイント
米国のCPI、PPI、小売り売上高などの経済統計の反応の影響を注視
中国のiPhone利用規制問題に絡む米中ハイテク対立の展開を受けた日本サプライヤー株
ECB理事会の決定でユーロドルが変動すればドル円も影響を受ける
日本政府の口先介入や実弾介入が引き続き警戒される
翌週に米国のFOMCや日銀の金融政策決定会合を控え様子見姿勢は強い
世界株が弱含む中でも独歩高を演じた日本株に反動が出ないか警戒。日経の8連騰はMSQに絡む需給での上昇が指摘されており、剥落した状態での基調に注目が集まる
その他(中国市場など)
先週(~9/8)の注目ポイント
中国から政府機関などでのiPhone利用規制の材料が米株下落につながる
今週(9/11~)の注目ポイント
15日(金)に中国8月小売売上高など経済指標
前月から顕著に回復することは期待できない。
前週のiPhone問題から米中の報復合戦につながる可能性