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スケジュール
10月30日(月):
日銀政策委員会・金融政策決定会合(1日目)
米・アップルが製品発表イベント開催
10月31日(火):
日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目)、植田日銀総裁が会見
中国 製造業PMI(10月)
欧州 ユーロ圏GDP速報値(7-9月)
米国 FOMC(1日目)
11月1日(水):
トヨタ決算発表
米国
ADP全米雇用報告(10月)
ISM製造業景況指数(10月)
FOMC(2日目)政策金利発表、パウエルFRB議長が記者会見
11月2日(木):
英国 中央銀行が政策金利発表
米国 耐久財受注(9月)、アップル決算発表
11月3日(金):
中国 財新サービス業PMI(10月)
米国 非農業部門雇用者数(10月)、米・失業率(10月)、米・平均時給(10月)
マーケットの注目材料
為替市場
■先週の振り返り
米国
- ドル指数は週間で0.4%上昇
- 堅調な米経済指標も上昇は小幅
- 中東懸念の安全資産買い、ECBの政策金利維持など買われやすい状況は続く
米国以外
- ECBは政策金利を据え置き
- ドル円は26日に150円78銭まで円高ドル安が進む
■今週のポイント
米国
- FOMCの事前予想は政策金利据え置き、インフレ抑止には前向きな姿勢が予想され、中東情勢の懸念から安全資産買いも続く見込み。他国が政策金利維持なら利上げの余地のある米国のドル買いは続くか。経済も世界で一番堅調でドルは買われやすい。
- 日銀、英国の金融政策に変更があれば影響を受ける見通し
- FOMC以外では11/3の雇用統計に注目集まる
米国以外
- ECBなど主要中銀の利上げ休止で引き締め余地のあるドルに買いが入りやすい
- 10/31 日本銀行金融政策決定会合 植田総裁会見 YCC修正などの意見あり
- 11/1 米国FOMC パウエル議長会見 事前予想は据え置き
- 11/2 英国中央銀行政策金利の発表 事前予想は据え置き
米市場
■先週の振り返り
- 米10年債利回りは23日に16年ぶりに一時5%を突破
- 27日終値ベースでは利回り4.83%まで低下(前週末20日は4.93%)
- 欧州ではECBが26日の金融政策決定会合で主要政策金利を4.5%で据え置き
- ECBの金利据え置きは11会合ぶり。世界的な利上げムードが終わりに近づいている可能性も
- 水曜日にナスダックが調整相場入り、金曜日にはS&P500も調整相場入り
- 主要3指数が200日線を下回って推移
■今週のポイント
- 11/1 米国FOMC パウエル議長会見 現在の政策金利(5.25-5.50%)を2会合連続で据え置くとの見方が大勢
- 11/1 10月ISM製造業景況感指数、ADP雇用統計。9月JOLTS求人件数
- 11/2 アップル決算発表
- 11/3 10月雇用統計、10月ISM非製造業景況感指数
- 引き続き米金利の変動が米株式市場を揺らす見込みだが、前週は強い経済指標も金利が反応しなかったことから金利ピークの可能性も
- FOMCや企業決算が主要3指数の下げトレンドを転換し、年末高ラリーにつなげられるか
日本市場
■先週の振り返り
- 日経平均は2週続落、3万1000円台割り込み 前週末比267円安
- 10/4安値(30,487円)は割り込まなかったが上値重くアク抜け感なし
- 米国の長期金利動向に反応する相場が続く
- 米国決算のハイテク株安で半導体株などが大きく変動
- ドル円は150円台到達も介入のような動きは見られず
- 岸田政権の経済対策で期限付き所得減税が伝わるも反応薄
- 企業決算ではニデックが大幅下落し投資家心理は悪化
- 翌週に日米金融政策を控えて模様眺めも
- 対前週末騰落率は日経平均が-0.86%、東証グロース市場指数は-1.84%、マザーズ指数は-2.33%
■今週のポイント
- 11/3が祝日で4日立ち合い
- 国内は決算発表ラッシュがスタート
- 10/4安値(30,526円)を下回らずに反発できるか、材料も多く年末までのポイントなる週
- 米国のハイテク決算や金利も引き続き強く反応する相場と見られる
- 米金利はFOMCや3日の雇用統計などで変動する可能性
- 日米金融政策の決定が金利とドル円に影響を与え株式指数に影響か
- 日本の金融政策でYCC修正やマイナス金利解除があれば、株式指数に大きな下落圧力がかかると思われる
- 展望レポートで来年度のCPI見通しが2%超なら、マイナス金利解除の思惑が高まりドル円などに円高圧力がかかる可能性
- 10/31にソシオネクスト、アドバンテスト、レーザーテック、ファナック、村田製作所と半導体関連の決算が集中
その他
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