今週の予定
マーケットの注目材料
米国
日本
■来週の注目スケジュール
12月4日(月):「金融政策の多角的レビュー」に関するワークショップの第1回会合開催(日本銀行)、独・貿易収支(10月)、など
12月5日(火):東京CPI(11月)、中・財新サービス業PMI(11月)、中・財新総合PMI(11月)、豪・オーストラリア準備銀行(中央銀行)が政策金利発表、米・JOLT求人件数(10月)、米・ISM非製造業景況指数(11月)、など
12月6日(水):QPS研究所が東証グロースに新規上場、欧・ユーロ圏小売売上高(10月)、米・貿易収支(10月)、など
12月7日(木):独・鉱工業生産指数(10月)、米・家計純資産変化(7-9月)、中・貿易収支(11月)、中・外貨準備高(11月)、など
12月8日(金):毎月勤労統計-現金給与総額(10月)、GDP改定値(7-9月)、独・CPI(11月)、米・非農業部門雇用者数(11月)、米・失業率(11月)、米・平均時給(11月)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(12月)、など
為替
本日の投資日記
米国相場
今週は週末の雇用統計、そして来週の12月FOMC(12-13日)を睨んだ展開となるだろう。
FRBはFOMC前のブラックアウト期間になる。
12月FOMCは金利据え置きがほぼ確実視されているので、波乱は無いと予想できる。
しかしタカ派発言が見られると金利が極端に反応し、案外相場は崩れてしまうかもしれない。
市場の焦点が利上げ打ち止めから来年の利下げに移っている。
しかし、「利下げ」は市場が勝手に織り込んで突っ走っている話なので、非常に不安定な材料ではある。
FRBにその気がないと言われれば、金利上昇による景気後退リスクが悪目立ちする可能性はあるだろう。
先週のウォラー理事の「利下げ」言及もマーケットが先走って好意的に解釈したような形にも見える。
金曜のパウエル議長は利下げに湧くマーケットを諫めなかった。
現状に満足している姿勢を見せていることからも、12月の利上げはほぼ無いと思ってよいだろう。
米金利の低下がどこまで進むかは意見の分かれるところだろう。
先週は4.19%まで下げる局面があった。
12月FOMCで利上げが無いにせよ、FOMCを翌週に控え急激な金利低下も考えづらい。
ブラックアウト期間でFRB理事などからの発言はないので、金利が一番変動するのは週末の雇用統計となりそうだ。
日本相場
先週の日経平均は前週末比194円安。
11月は月間で2,628円(8.5%)も上昇した。
急に高い位置に押し上げられた中で、11月最終週は「足踏み」という状況になった。
場中に33,800円台に達するも、終値では更新できない日が続くことに。
後半には33,500円台の維持も難しくなっていた。
米国は金利低下が追い風だが、日本はセットでやってくる円高が上値買いを押さえている。
明確な買いが無い中で、下値を売り込んでいく材料もない。
この材料不足の状況から、年末高の流れが出てくるのかに注目。
米国株にも言えるが最高値を更新して上に行く流れが出ないと、利益確定売りが優勢となり波乱が起きるようにも思う。
為替
FRBにハト派意見が増えてきたからなのか、ECBや英国の中銀発言がタカ派に思えてきた。
米金利低下でドル安が進んでいるが、やや極端な動きにも思える
調整を含んだドル買いが強まる局面がまだあるようにも思う。
主要国の最弱通貨円も、ついに円高方向に動いている。
昨年は12月日銀がサプライズ的に金融政策に修正を加えた。
植田総裁はサプライズ的な手法を取らない気はしているが、金融機関へのヒアリングなどがシグナルとなって市場が円高方向に走り出すこともありそうだ。
その他
確かにSNSはネット利用のハブみたいな存在になっている。
私はXを利用することが多いのだが、触れる情報に偏りが出ていることを気にしないといけないな。
AI活用が十分に効果を発揮しそうな事例。
不正逃れパターンとか認識すれば補足件数をかなり増やせそう。
ずっと順位を下げているようだ。
日本人は素のままでいると、とことん向いていないのだろう。
ずっと課題なのだが、いったい何から手を付ければ効果的なのだろうか。
韓国が6位なのは驚いた。
政府の旗振りも必要だが、民間の意識が根本で変わらないと変化は起きないだろう。
先週の取引最終日で金は史上最高値を更新。
金利低下に地政学リスクの高まりで「無国籍通貨」に買いが集まっている。
昨年は安値で1600台を付け、今年は安値で1800ドル台もあったのだが、どちらも2000ドル台には到達している。
昨年は3月に今年は5月と11月12月に2,000ドル台を記録。
米金利がこれから下がること、世界は不確実で争いに満ちているとすると、今後とも有望な資産として注目されると思う。
2000ドル台に到達しては下げることもあるのが毎年のことなので、長期的に積み立てるのが向いている資産という風にも感じる。