個人投資家 ぽろ 相場日記

相場の概況とXなどの発信まとめ。相場概況、個別銘柄やニュースへの意見はあくまで個人の意見であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は各自で責任を持ってお願いします。 記事に記載のURLには商品の紹介や仲介料が発生するものが含まれる場合があります。(Amazonアソシエイトリンク等)

【2024/02/01】投資で感情的になることを避けるには、資金管理に余裕を持つのが一番

前日の相場コメント

米国相場

米国は大幅に下落した。

FOMCは政策金利を予想通りに据え置いたのだが、声明文では早期利下げに慎重な姿勢が示された。

パウエル議長の会見ではハト派と捉え株価が上昇する場面もあったが、結局は強い下落で終わった。

利下げ牽制があったが「3月会合の時点で(利下げの)確信に至るとは考えにくい」と具体的な3月利下げ期待を否定コメントを発信。

その発言で失望が広がった。

 

S&Pセクターは全11セクターが下落した。

情報技術(IT) が-2.11%、コミュニケーション が-3.93%と下げ幅が大きかった。

 

10年債金利はFOMC声明を受けて上昇したが終値では前日より下落している。

この動きは整合性のある解説が難しいのではないか。

月末特有とFOMC前後のポジション調整の動きが合わさった結果だろうか。

 

1月はダウやS&P500で史上最高値が何度も発生したが、月末は強い下げに見舞われた。

2月相場は利下げ時期を仕切りなおしとなる。

引き続きハイテク決算や雇用統計などのマクロ経済面を見ていることになるだろう。

 

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声明では「インフレが2%に接近する確信強めるまで利下げはない」と言及しており、市場の早期利下げ期待をけん制している。

 この日発表の米雇用関連指標が米労働市場の軟化を示唆したことで、短期金融市場では3月利下げの期待が再び65%の確率まで上昇し、5月FOMCまでの利下げ開始は95%程度まで織り込んでいたが、FOMCの結果発表を通過して、それらは48%、90%に確率が低下している。

 

利上げのバイアスは解消されたものの、利下げの行方も不透明で、市場の早期利下げ予想も後退。10年債利回りは3.94%から一時4%を回復した。ドル・円は146円08銭の安値から146円88銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0887ドルの高値から1.0820ドルまで反落した。

 

 

 

 

 

 

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日本相場

日本の月末は高値引けと堅調だったが、米国が崩れてしまったので反落スタートとなりそう。

昨日は日経終値が36,286円だったが、35,800円程度でスタートしそうな状況。

 

堅調な1月の反動2月は荒れる展開になるか?

月初は個人の新NISA買いが期待されているが、外国人投資家の動向次第で大きな下落もあり得るだろう。

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有料リンク(日経など)

1日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は下落し、3月物は前日の清算値に比べ510円安い3万5860円で終えた。1日早朝の外国為替市場で円相場は1ドル=146円台後半と前日夕に比べ円高・ドル安となっており、輸出関連の重荷となりそうだ。

その他

こういう動きが今年も続いていくと思えるので、ゴールド価格は2,000ドルや1,900ドルなどの節目では買いが入るのではないか。

中国は米国債保有を減らして金保有を増やすという、米国覇権を否定するような状態が続いている。

ロシアも同様に金購入量が多い。

突発的な地政学リスクや米金利低下なども材料とするのなら、ゴールドは今後もより一層輝きを増していきそうだ。

 

社員への対応で明暗が分かれたニュースがほぼ同時に報じられた。

長期的に見て人生を好転させるのは本人の力だし、会社が何かしてくれるのを待つ姿勢だけではやっていけない。

そもそも入社の段階から志望する人材のスキルは異なっている2社ではあるのだが、対照的すぎる対応の差に驚いてしまう。

 

良くも悪くもテスラはマスク氏と一心同体で、マスク氏は目立つことも多い方投資判断は難しい銘柄だと感じる。

 

 

----------------------以下、私見を語るエッセイです----------------------

 

投資で感情的になることを避けるには、資金管理に余裕を持つのが一番

1月堅調スタートも株式市場に変動はつきもの

2024年1月は米国が月末に大崩れ(FOMC)したものの、概ね日米株式市場は堅調なスタートと言えそうです。

米株は昨年末の高いところからの反動で年始に安く始まるも、半導体や堅調な経済を背景に買いが入る展開。

日本に至っては何だか良く分からないうちに、強力に上昇。

新NISAで投資を始めた人も、あっけにとられる感はあってもパニックにはならなかったと思います。

 

とはいえ日米ともに年間の高値から10%ぐらい下落するという確率は、年内では1回ぐらいはあると思っていた方が良いでしょう。

 

目先に激しい下落が無いと、人間は楽観モードで下落の恐怖を忘れてしまいます。

けれども長く相場をやるほどに、株式市場は良くも悪くも変動するということが分かってきます。

残念ながらストレスを感じる不快な下落局面は、年内のどこかでは訪れるという意識は持っておいたほうが良いでしょう(といってどこが高値かは誰にも分からない)。

 

投資で感情的(パニック等)を予防するには資金管理がカギ

 

急激な株価下落に代表されるストレスに見舞われると、人間は行動が直情的になります。

恐怖に支配されて「持ち株を全部売ってしまおう!」というようなことを極端な行動を実行してしまいがち。

 

それを避けるのは「心に余裕を持つこと」であるのですが、そんな心構えだけパニックになってしまう可能性が高いといえます。

ストレスを感じる局面で冷静でいるための構えは、具体的意は「資金に余裕を持つこと」だと思います。

 

資金に余裕を持つことの重要性

株式投資の資金が100万円だと仮定します。

 

100万円すべてを株式にして現金が無い状態

株式と現金を50万円ずつ持っている状態

 

この2つのケースで株価の急落や市場の混乱が起きた時によりストレスを感じる方、過剰に反応してしまう場合はどちらでしょうか。

人の性格にもよるのでしょうが、多くの人は50万円現金があったほうが安心でしょう。

 

株式100%は上昇したときにはリターンが大きいのですが、逆のケースが起きた時に悲劇になります。

(厳密には全財産1億円持っていて100万円利用している場合と、全財産が100万円の場合などで異なるし、個人の不安傾向や性格も大きく影響します)

 

基本的にはある程度現金を持つことが、下落時などのストレス状況で心の余裕に繋がるものだと思います。

 

シミュレーションだけでは実際に動けない

株式100%でも損切り基準を設ければ大丈夫、という人もいるでしょう。

しかし個別銘柄だとストップ安に巻き込まれると、その基準で売れないこともあります。

大型個別株や指数ではストップ安は考えにくいですが、そもそも実際に基準に到達した所で潔く切れるでしょうか。

自動的に設定して反対売買されるなら大丈夫ですが、手動だと固まってしまう人も多いかと思います。

 

極端な状況に追い込まれたとき、特、市場が急変する瞬間に冷静さを保つことは容易ではありません。

 

心構えで意識するだけではなく、実際に資金的に余裕があることが感情的な判断を避け、冷静かつ合理的な投資行動を取れる確率を高めてくれます。

 

とはいっても、投資は勝てば官軍だし正解はない

 

しかし実際に上げ局面で「資産のを現金で持って平然としていられるか」というと、上げを取り逃がす恐怖から維持できなかったりします。

現金割合半分はあくまで例ですが、個人のリスク許容度に応じて株式と現金の割合を決めるべきですね。

 

とはいっても株式100%で上昇を完璧に捉えたら、その人は成功者で強く称賛されるでしょう。

勇敢にリスクを取って大成功を収めたインフルエンサーになれます。

どの上げ局面でも株式100%で臨む人がいるので、そういう人がSNSなどでは必ずいます。

 

そういうのを見て現金割合が多いことを改める投資家もいるかもしれません。

しかし下げ局面が来たときは、確実なストレスに見舞われます。

投資は後にならないと結果が分からない。

勝てば手法が何であれ官軍ですし、大負けすればその結果が破壊的なものになるかもしれません。

 

株式に全力投資することも、全力投資しないことも投資判断は本当に難しいです。

心の余裕を持ちたいか、ストレスを抱えても大勝負でリスクを味わいたいか。

人それぞれ、求めるものや性格で答えは異なるでしょう。

 

しかしパニックを避けるには「資金管理に余裕を持つ」という対策が有効であることは心に刻んでおきたいです。