ぽろの投資日記【相場コメント】

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【24/4/28】週間見通し

 

米国は週末に雇用統計 日本は大型連休で3日立会い 日米ともに個別企業の決算が続く

 

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最新の株式指数チャート等は下記URLから

https://sekai-kabuka.com/

 

米国株情報

FINVIZ.com - Stock Screener

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米国株相場

先週の概要
  • ダウ 0.67%高 2週続伸
  • ナスダック 4.23%高と週ぶり反発
  • S&P500 2.67%高 4週ぶり反発

 

S&P500とナスダック総合は昨年11月以来の大幅高

 

ハイテク株決算が進み、その結果でマーケットが振られる展開に。

 

テスラは先週まで株価下落が続いていたが、決算が出たところで悪材料出尽くしか上昇に転じた。

 

メタの決算で想定外に弱い先行き見通しがAIの期待を剥落させた。

しかし翌日のMicrosoftとアルファベット決算でAIで稼げていることが判明。

センチメントは回復した。

 

週初にFOMC、週末に雇用統計

週中と週末に大きな材料があり、インフレ動向や利下げ見通しに変化の可能性。

 

市場の一部には「利下げ期待の後退」のみならず「再利上げの可能性」を視野に入れる参加者も。

FOMCのトーンはタカ派になりそうだが、結果の文言やパウエル議長のトーン次第で売りが誘発されるかもしれない。

 

5/1(水)

  • 4月ISM製造業景況指数
  • JOLTS求人件数
  • 4月ADP雇用統計
  • FOMC結果発表
  • パウエルFRB議長会見

 

5/3(金)

  • 4月ISM非製造業景況指数
  • 雇用統計

 

引き続き10年債利回りVS企業決算

経済指標で金利は動き、FOMCでの政策金利の見通しは株価に影響を与える。

しかし個別株決算でマクロだけに振らされない相場環境になっている。

 

今週に米国企業の決算は後半戦へ。

 

4/30にアマゾンとAMDの決算

5/2にApple

 

先週はメタの下落、翌日のMicrosoftとアルファベットの上昇がマーケットセンチメントを大きく変化させた。

ハイテク大手のアマゾンとアップルの決算、特に今後の見通しに投資家は注目している。

 

 

 

来週の米主要企業決算 アップル、アマゾン、AMDなど発表続く | 市況 - 株探ニュース

 

 

 


日本株相場

先週の日経平均は866円の上昇37,934円

日経平均は2週ぶりの反発となった。

前の週に2000円超の下落だったので、自律反発の動きも含む上昇。

 

先週は半導体株は下げるも、他セクターは上昇で指数が支えられた。

900円超上昇の翌日に800円超の下落があり、米金利高や決算などの影響で指数の動きが荒い。

週末の日銀会合は緩和継続で、株には安心材料となったが円安が進行した。

金曜の米国引け後で158円。

円安は後述するように株買い材料としては不透明感がある。

 

金曜の米国を受けた日経先物夜間取引は38,350円で終えている。

現物では超えられなかった38,000円台に乗せているのは良い流れ。

 

 

大型連休で3日立会い、翌月用も休場

4/29月曜と5/3金曜が休場。

翌週の5/6月曜も休場。

 

FOMC消化は5/2木曜、この日は4連休の前日と重なる。

FOMCの反応はするだろうが、連休前にポジションを傾けるのは難しいだろう。

 

5/2の米国引け後にアップル決算、5/3に雇用統計がある。

これらを消化するのは週明け火曜日となり、その点からも5/2木曜は様子見気分が強くなる。

 

決算通過前の手控えは収まってくる

翌週には新興含めて多くの銘柄の決算が終了する。

日銀会合も通過し、米経済指標や金利は重荷もマクロより個別企業に目が向く。

決算前には手控えられていた銘柄の減少で、市場の売買代金は増加していくだろう。

 

 

ドル円は引き続き日本政府の為替介入や米国金利の反応で警戒モード

先週の株式相場は反発だったが、市場ではドル円の動きに警戒感が強まっている。

日銀会合で特段の円安抑止の政策も植田総裁発言もなかった。

ドル円は米国時間を終えて158円台。

 

円安の報道はメディアでも過熱している。

こちらは「物価高で生活が大変」というニュアンスで、止まらない円安が国民不安を煽り現政権批判にもつながっているようだ。

 

通常は「円安=株高」なのだが、現在の円安は為替介入の警戒感も強く株高要因にはなりにくい。

為替介入はずっと示唆されているが、実行されていない。

FOMC前後で単独で介入するかというと、政治的な判断も絡んでくるのではないか。

 

なお、介入されたところで「一時しのぎ」と思われているようだ。

為替を動かす要因は金利差だけではないが、日米金利の構造的な変化がない限り円売りは続く見立て。

しかし投資家や世間の意見が円安ばかりになってくると、案外逆の動きもあるかもしれない。

 

今週は大型連休で東京市場の商いが細る可能性が高い。

薄商いのなかで極端な動きがあると、上下に極端に走る可能性があり警戒したい。