寄り前
前場&後場
大引けとコメント
米CPIを通過した日経平均は大幅反発となった。
前日の米金利が低下したことで半導体株が上昇。
相場をけん引した。
岸田新内閣の経済対策も好感されたとのことだが、これは上げを見てからの後講釈ではないか。
寄り付きに買いが入るならその解釈もわかるが、大幅上げの理由を探してたまたま時期が一致しただけという気がする。
終日ジリジリと上げる相場だったので、買いのオーダーで買い戻し誘発などが大きいと感じた。
TOPIXが終値で2400pを上回り、年初来高値を更新した。
上げの手動は半導体株だったが、9月末配当などもありバリュー株の底堅さが途切れず続いている。
明日は三連休前の週末となる。
本日の米国株次第だが、投資家心理は弱気ではないので連休前の踏み上げ急騰劇もあるかもしれない。
本日の米国市場見通し
本日の欧米経済指標は以下の通り。
昨日のCPIに比べると警戒感は少ない。
・21:15 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表
・21:30 米8月小売売上高、米8月生産者物価指数
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.5万件、前回:21.6万件)
・21:45 ラガルドECB総裁会見
ドルや利の反応が注目される。
ECBが利上げせず金利据え置きなら、米国の利上げ懸念も弱まるか。
小売売上高は低下が予想され。PPIも昨日のCPI同様に無事通過と見込まれている。
予想愛の反応が出てきた場合は、ドルや金利が上昇するリスクがある。
新規失業保険申請件数は毎週相場を揺らす材料でもある。
昨日に続いてきょうも21時30分には緊張が高まりそうだ。