米国市場概況
2023年9月13日
米株は高安まちまち。
注目をあつめた米8月CPI。前年同月比で総合が予想を上回ったが、コア指数は予想と一致。
来週FOMCでの市場の事前予想「金利据え置き」に変化は無し。
CPI影響は限られ、金利低下しハイテク株が買われた。
注目を集めたCPIを受けて、フェドウォッチでは来週のFOMCで FRBが金利を据え置く確率は97%となった。12日の92%から上昇した。
9月FOMCは金利据え置きは決定的で、FRBの経済や金利見通しがより注目されそうだ。
原油は下落。週間石油在庫統計で在庫が予想外に増加した。ガソリン在庫も増えた。
相場へのコメント
大いに注目された8月CPIだったが、株式市場や債券、為替にそれほど大きな影響はなかった。
前年同月比で総合が予想を上回り、コア指数は予想と一致。
総合の上昇も市場が慌てるほどの上昇ではなかった。
来週のFOMCでの金利据え置き確率は97%とより確度が高まった。
11月FOMCに関しては来週のパウエル議長の講演含め、まだまだヒントが出てくるだろう。
CPI総合指数の上昇に寄与されると警戒される原油はこの日は下落。
米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計で原油在庫が予想に反して増加した。ガソリン在庫も増加。
しかし産油国の供給制限による供給不足は引き続き意識されており、WTI原油は88ドル台を維持している。
Appleはこの日も下落した。新製品発表会は全くプラス効果がなかったように思える。
実際の販売数量で巻き返しができるだろうか?
VIXは低下し13.48(-0.75)
懸念点が無くなるとすぐに13pt台に低下する。
さすがにこれより大幅に低下することは考えにくく、この状況で株価が上がっていけるのだろうかと疑問に思ってしまう。