米国市場概況
2023年6月14日の米株は高安まちまち。
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月14日
FOMCではF事前予想通りに11会合ぶりの政策金利据え置きを決定。しかし参加者の23年末の政策金利見通しが0.25%の利上げを2回織り込んでおり指数は下落。その後パウエル議長コメントで持ち直した。
S&P 500 Map https://t.co/VJeZt7r2tN via @FINVIZ_com
議長コメントは発表された政策金利よりはタカ派な印象を与えなかった。
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月14日
ダウは下落したが、ナスダック、S&P500は前日比プラスとなった。ハイテク買いが指数を支えた。ダウの下落はユナイテッドヘルスの急落が大きい。
原油とゴールドは年内2回の利上げ観測で下落。 pic.twitter.com/iwv4MGSRAo
- 米株は高安まちまち ダウのみ下落で日ぶり反落
- FOMCでは事前予想通り利上げを一時停止したものの、参加者の金利見通しで年内あと2回の利上げが示唆された
- 市場はあと1回を予想していたので、タカ派スタンスがサプライズとなった
- その後のパウエル議長会見ではタカ派トーンは金利見通しほど強くなく、市場は落ち着きを見せた
- セクター上昇率トップはITで1%超の上昇 ヘルスケアとエネルギーは1%超の下落
- 18人の参加者のうち、12人が年内に計0.5%以上の追加利上げを予想 0.25%の利上げ1回を予想したのは4人 年内据え置きの予想は2人
- パウエル議長はインフレ抑制に一定の成果を上げたこと、7月以降については「まだ未定」とタカ派を和らげるコメント
- 5月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比1.1%上昇 伸び率は2020年12月以来2年5ヶ月ぶりの小ささ 市場予想も下回った
相場へのコメント
遂に1年以上にわたる連続利上げが停止した。
しかし参加者の大半がタカ派に傾いているあたり、市場との考え方の違いは大きいと感じた。
前回までのFOMCではパウエル議長会見で株価が下げることが多かったが、今回は逆に市場を落ち着かせる結果になった。
前日の上昇分を削っていないのでFOMCにショックは無かったといっていいだろう。
この日もハイテク関連が相場をけん引した。
注目のFOMCも通過したことで材料に振らされるリスクも低下している。
ずっと割高を指摘されているが、どこまで買われるかに注目したい。
市場はインフレや金利動向の注目度を落としていくように思う。
本日以降は経済動向が注目されていくだろうか。