ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023年6月14日【米国市場】FOMCは予想通りに金利据え置きも年末利上げ見込み2回のサプライズ だがパウエル議長コメントで市場は落ち着く 

米国市場概況

 

 

 

 

  • 米株は高安まちまち ダウのみ下落で日ぶり反落
  • FOMCでは事前予想通り利上げを一時停止したものの、参加者の金利見通しで年内あと2回の利上げが示唆された
  • 市場はあと1回を予想していたので、タカ派スタンスがサプライズとなった
  • その後のパウエル議長会見ではタカ派トーンは金利見通しほど強くなく、市場は落ち着きを見せた
  • セクター上昇率トップはITで1%超の上昇 ヘルスケアとエネルギーは1%超の下落

 

  • 18人の参加者のうち、12人が年内に計0.5%以上の追加利上げを予想 0.25%の利上げ1回を予想したのは4人 年内据え置きの予想は2人
  • パウエル議長はインフレ抑制に一定の成果を上げたこと、7月以降については「まだ未定」とタカ派を和らげるコメント

 

  • 5月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比1.1%上昇 伸び率は2020年12月以来2年5ヶ月ぶりの小ささ 市場予想も下回った

 

  • 原油は2回の政策金利引き上げをネガティブに受け取め下落
  • 米エネルギー情報局(EIA)が14日発表した週間の石油在庫統計では、原油在庫が市場予想に反して増えたことも相場の重荷となった

 

 

相場へのコメント

 

遂に1年以上にわたる連続利上げが停止した。

しかし参加者の大半がタカ派に傾いているあたり、市場との考え方の違いは大きいと感じた。

前回までのFOMCではパウエル議長会見で株価が下げることが多かったが、今回は逆に市場を落ち着かせる結果になった。

前日の上昇分を削っていないのでFOMCにショックは無かったといっていいだろう。

 

この日もハイテク関連が相場をけん引した。

注目のFOMCも通過したことで材料に振らされるリスクも低下している。

ずっと割高を指摘されているが、どこまで買われるかに注目したい。

 

市場はインフレや金利動向の注目度を落としていくように思う。

本日以降は経済動向が注目されていくだろうか。