【米国市場】(日本日付で前日)
概況
2023年8月25日の米株は反発。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月25日
パウエル議長の講演直後は金利上昇し株下落となったが、内容を消化するにつれて金利低下株高となった。
週間ではダウが-0.45%と2週続落
S&P500は+0.82%、ナスダック+2.26%と揃って4週ぶりに反発した。
S&P 500 Map https://t.co/r8Of8bOQTs via @FINVIZ_com
パウエル議長の講演を受け手の反応はドタバタだった。講演直前の思惑的な動きから、講演が始まると内容がタカ派と捉えられ金利上昇株式下落。講演が進むうちにデータを見極める慎重姿勢も見られ、講演後は金利低下株式上昇となった。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月25日
フェドウォッチでは11月会合での利上げ確率が上昇した。 pic.twitter.com/YH9jm72C3S
相場へのコメント
今週もっとも警戒されたジャクソンホールでのパウエル議長の講演が終了した。
講演中はドタバタしたものの、結果的には無事乗り切ったと言えるだろう。
前日に警戒して大きく下げた水準で受け止めたのが、市場参加者にとっても買いの行動をとりやすかったように思える。
パウエル議長の発言はこれまでの会合内容を踏襲していたように思う。
「インフレへの勝利宣言」や「利下げ」という言葉を期待していた人にはタカ派に移ったろうが、さすがにこの段階でそれは示さないだろう。
結局は今後のデータ次第で判断していくということだし、あと1回は利上げがあるかもしれないという従来通りの路線と感じた。
昨年のジャクソンホールでのインフレ抑止の姿勢は先が見えない恐怖があった。
今年も同じくインフレとの戦いは続くといった内容だが、今年は着実なCPI鈍化も見ているし昨年より利上げの先は知れているだろう。
マーケットもその点を考慮して、引けにかけて金利低下株上昇となったように感じる。
来週もまたJOLTSや雇用統計などのデータが出てくる。
その中身を見ながらマーケットは動いていくだろう。
高金利が持続され、あと1回ぐらいは利上げの可能性を見据えながら年内は進んでいきそうだ。
どこかでクレカ負債残高に消費者が耐えられなくなったり、7%の住宅ローン金利で住宅市場が不活性化がもたらす影響、借入金利の高さや人件費の高さに企業経営が行き詰まるなどのリスクが顕在化する気もする。
他にも衝撃的な悪材料となる経済データが潜在している状況で、マーケットは進んでいく。
【日本市場】(本日)
寄り前
日本市場は間も無く週明けの取引がスタート。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月27日
この時間の先物は思ったより強い印象。
前日の米国は反発したが、エヌビディアは2%安だった。金曜の日経下落の主因である半導体の戻りが鈍いと、買いの動きも鈍くなると思う。買い一巡後の値動きに注目。
寄り天になりそうな気もする。 pic.twitter.com/493IvJbuv5
前場&後場
日経は寄り天になるかとか思ったけど、ググッと上げてきた。32,000円の壁超えられるか?
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月28日
上昇に寄与しているのは、ファストリ、ダイキン、東エレクで100円程度。
下落に寄与しているのは資生堂、三越伊勢丹、高島屋。この3銘柄で10円程度と下げは低いけど、露骨に中国インバウンド銘柄ですね。 pic.twitter.com/qN4UOlLAwd
上海すげ。寄り付き5%台だったな笑 pic.twitter.com/3zgeRzozoc
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月28日
日経とTOPIXは大幅反発。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月28日
しかし前場から高値で膠着が続き、上値は試さず。今週も週末に雇用統計があって動きにくい週となりそう。
上海やハンセンが堅調なのが高値を支えている要素も。引けまでこのままで終われるかな? pic.twitter.com/kWTGqVxVxW
大引けとコメント
2023/08/28の日経平均は大幅反発。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月28日
パウエル議長講演を消化し米国株式が上昇したこと、円安、中国の資本市場活性化措置のアジア株高などが好材料に。
後場は動きが無くなったが、高値での持ち合いが続いた。32,000円台を回復し5日線上に復帰した。
プライムの売買代金は3兆円割れが継続している。 pic.twitter.com/Ji441Vc9Hc
下落業種は「小売」「空運」のみ。インバウンド銘柄の下げが響いたな。団体旅行中止したり、不買運動、日本の飲食店に迷惑電話などが発生らしい。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月28日
本日の【業種】騰落ランキング = 大引け 【上昇トップ】機械 【下落トップ】空運業 [15:05] | 市況 - 株探ニュース https://t.co/DAzvo8MF2m
週明けの日経平均は大幅反発。
終値は545円高の32,169円で5日線を回復し32,000円台を奪還した。
米国で先週末にパウエル議長の講演を無難に通過したこと、円安が進行したこと、中国の資本市場活性化措置でアジア株が上昇したことなどが追い風となった。
前場に高値圏に到達してからは、後場は殆ど動きがなく引け間際に32,200円台まで上昇も割り込んで終了した。
上海総合やハンセン指数は寄り付き値からジリ安展開で、最終的には1%程度の上昇で取引を終えている。
先週末の下落から買い戻しが進んだ後は、高値もみ合いが続いた。
上昇幅は大きかったが、様子見という印象が強い。
今週も米国の経済統計や労働統計を受けての、米国金利反応や米国株の反応を消化するという展開だろう。
市場活性化措置を試して株価が上昇しても、ガス抜きに日本や日本製品を批判してみても現在の中国の抱える本質的な問題は何一つ解決しないだろう。
本日の米国市場見通し
今晩の米国市場は23:30に8月ダラス連銀製造業景況指数の発表がある。
主要な企業の決算発表はなし。
週中や週末にかけての労働統計の結果が待たれており、今日は様子見姿勢が強いと思われる。
パウエル議長の発言で米国市場はさほど危機感を高めていない模様。
9月FOMCは金利据え置きが予想され、11月FOMCでは利上げを見込む声がわずかに多いといった程度。
目先の金利は発表される経済統計や労働統計により上下することになりそうだ。