ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/08/22【米国】10年債利回りが一時は4.35%の高水準もテクニカルな反発でナスダックは大幅上昇【日本】日経は大幅続伸 半導体と銀行が上昇 引け後に円高傾向も先物は高値維持 

【米国市場】(日本日付で前日)

概況

 

 

 

相場へのコメント

米株は高安まちまち。

ダウだけわずかに前日比マイナスとなったが、下げ幅を縮めて終えている。

ハイテク株がけん引してナスダックが最も上昇、S&Pもハイテク上昇の恩恵を受けた。

 

金利高となるとハイテクは弱いのがセオリーだが、先週までに下げ過ぎていたのもありテクニカル的に反発をしたようだ。

決算でパロアルトが大幅高したのがハイテク上昇をけん引した側面もある。

 

今週決算が注目さえるエヌビディアはこのだけで8%も上昇した。

決算前にこれだけ上がると、決算でバリュエーションを評価されて大丈夫なのだろうかと不安になる。

データセンター以外のゲームや自動車部門はそれほど業績に期待できないという声もあるようだ。

AI需要一本足打法で乗り切れるだろうか。

同社株は年初から220%超上昇している。

 

ナスダックが大幅高でなんとなく金利高も危機感を持って見られていないが、2007年以来の高値は大いに警戒すべき材料だろう。

終末のパウエル議長の発言で更に動く可能性もあるのだから、夏枯れで出来高も少ない中で金利の変動には警戒が高まってくるだろう。

 

【日本市場】(本日)

前場&後場

 

 

 

大引けとコメント

 

日経は大幅続伸となった。

大引けの日経平均は291円高の31,856円。

 

前日の米国株のハイテク中心の反発、特にエヌビディアの上昇がアドバンテスト、東京エレクトロンの上昇につながった。

この2銘柄だけで約100円ほど押し上げている。

 

前日の米国は米国金利が上昇も、下げ過ぎたナスダック中心に反発という動きだった。

日本市場でも半導体と銀行が上昇するという、イレギュラーな状況となっている。

日経は32,000円を超える力は無く、日中はフラフラしている値動きだったが大引けでは高値圏で終えている。

今日はアジア市場も最終的には上げる形で終えている。

先週の悪い流れはある程度落ち着いたようにも見える。

 

しかし今週は明日のエヌビディア決算に、週末のパウエル議長の講演待ちで様子見姿勢が強いだろう。

明日以降の日経も消化試合のような雰囲気になりそう。

米国が上昇すれば32,000円を超える動きも見せるかもしれないが、週末の米国反応が悪ければすぐに割れてしまうだろう。

 

 

本日の米国市場見通し

経済指標は23時に7月中古住宅販売件数、8月リッチモンド連銀製造業指数

これで多少動きはあるかもしれないが、本命の週末パウエル議長の講演待ちの前に本質的な動きは出てこないだろう。

基本的には様子見姿勢が支配して、活況は期待でき無さそう。

 

昨日は金利高の中をハイテクが値ごろ感から買いが入ったような感じだが、今日はどうなるだろうか。

金利が昨日水準で維持されたときに、ハイテクが続伸できるのか横ばいになってしまうのか。

明日のエヌビディア決算の前にエヌビディア中心に上昇した場合、明日の決算反応により注目が集まりそうだ。

 

シーズナル的に8月は弱いが9月も弱い。

それを思うと明確に上げていくのも難しいという印象を持っている。