米国市場概況
2023年9月20日
— ぽろ (@champoro1) 2023年9月20日
米国株は続落。9月FOMCは予想通り金利据え置きも、金利見通しがタカ派だったことで3指数とも安値引け。パウエル議長の会見もタカ派色が強く、今後の不透明感が嫌気された。
10年債利回りは16年ぶり、2年債は17年ぶり水準に。
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FOMCでは経済見通しで過半数を占める12人が年内1回の追加利上げを想定した。
— ぽろ (@champoro1) 2023年9月20日
24年末中央値は5.1%と前回4.6%から引き上げられた。経済堅調でインフレ沈静化に時間を要する見込み。利下げ幅の縮小がセンチメントを悪化させた。
パウエル議長の会見含めタカ派と見受けられ、3指数とも安値引けとなった。 pic.twitter.com/oOZxaR9Vbi
相場へのコメント
FOMCは結果とパウエル議長会見で波乱の展開となった。
今回は利上げが無いの予想はその通りだったが、金利見通しがセンチメントを悪化させた。
参加者の政策金利見通し(ドットチャート)では
23年末が中央値で5.6%。
11月12月FOMCで追加利上げを示唆する水準が維持された。
24年末は5.1%と前回4.6%から引き上げ。予想されていた利下げ幅が縮小した。
パウエル議長の会見要旨を読むと、米経済の強さをかなり信頼している模様。
現在の高金利をより長く維持することで、インフレ抑制の効果を見定めていくようだ。
FOMC後に米国金利は上昇し株式にはネガティブ。
来年の利下げ織り込みの期待がはがれた分、センチメントは悪化してしまった。
FOMC会見前に英国のCPIの鈍化が確認され、翌日のBOEでの金利据え置き予想が増加した。
その流れで米国金利も低下していたのだが、結局FOMC結果で上昇することに。
原油高、政府機関閉鎖の可能性、UAWストと見極めが必要な状況が多い。
米経済や金融政策は不透明感の強い状況が続きそうだ。