ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023年6月22日【米国市場】欧州の中央銀行が利上げ+パウエル議長も引き続き利上げ擁護 ドル円143円で政府の対応がないか注目

米国市場概況

 

 

  • 米株は高安まちまちとなった。ダウがわずかに下落、ハイテク株が買いなおされナスダックとS&P500は4日ぶちに反発
  • セクターでは一般消費財 +1.53%、コミュニケーション +1.15%が1%を超える上昇 エネルギー、不動産は1%を超える下落となった
  • パウエル議長は議会証言で前日と同様に利上げ擁護の発言で市場の利下げ観測をけん制した
  • FRBのボウマン理事も講演で、「追加的な政策金利の引き上げ」の必要性を述べた

 

  • 5月米中古住宅販売件数は年率換算で前月比0.2%増の430万戸となり市場予想を上回る
  • 5月米景気先行指標総合指数は前月比0.7%低下し市場予想と一致
  • 先週一週間の米新規失業保険申請件数は26万4000件 上方改定された前週から横ばいとなり、1年8カ月ぶりの高水準を維持

 

 

  • 各国の利上げ長期化が景気を冷やすと見て、原油価格は下落
  • 米EIAが発表の週間の石油在庫統計では、原油在庫が市場予想以上に減少も反応鈍かった
  • ドル上昇により代替投資先とされるゴールドは下落した

 

 

 

相場へのコメント

昨日は英国、スイス、ノルウェー政策金利引き上げが行われた。

前日に続いてタカ派のパウエル議長の講演もあったことで、米国金利は上昇。

しかし株価指数は売り込まれていたハイテクが反発したので前日比プラスとなった。

見た目上影響がなかったように見えるが、将来的な景気には懸念が発生した。

 

英国は予想を上回って0.5bpの利上げを行った。

インフレの深刻さを物語っており、景気もかなり悪化するのではないだろうか。

人手不足で賃金上昇が止まらないことが背景にあるようだ。

米国も利上げ継続姿勢なのだが、インフレ率自体は停会傾向にある。

おなじ利上げ姿勢でも英国は根深いものがありそうだ。

 

この記事を書いている途中の8時30分に日本のCPIも発表された。

5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年比3.2%上昇で上昇は21カ月連続となった。

金融緩和を続けている日銀は物価見通しに自信があるのだろうか?

もっと多くの国民が経済知識を持っていれば、「日本の物価高は日銀の金融緩和のせいだ」と日銀は今より責任を問われるだろう。

 

 

ドル円は143円台となり、まさかの今年も結局はドル高円安となった。

昨日の動きは急激な変動にあたるだろう。

政府筋からは為替介入がほのめかされるのではないだろうか。