米国市場概況
2023年6月22日の米株は高安まちまち。
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月22日
パウエル議長が前日に続き議会証言で利下げ観測を否定し、世界の中央銀行が利上げ姿勢を示したことで金利上昇が株式の重荷となった。しかし前日まで売り込まれたハイテクは反発した。
VIXは12.91に低下
S&P 500 Map https://t.co/vp3jOJR8Hi via @FINVIZ_com
この日は英国、スイス、ノルウェーの中央銀行が利上げを決定した。前日からのパウエル議長の議会証言と併せ、世界的なインフレ対策の金融引き締め継続が意識された。
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月22日
金利高、ドル高で金と原油は下落。
ドル円は一時143円23銭と2022年11月以来の安値をつけた。 pic.twitter.com/9GUrpk9bg7
- 米株は高安まちまちとなった。ダウがわずかに下落、ハイテク株が買いなおされナスダックとS&P500は4日ぶちに反発
- セクターでは一般消費財 +1.53%、コミュニケーション +1.15%が1%を超える上昇 エネルギー、不動産は1%を超える下落となった
- パウエル議長は議会証言で前日と同様に利上げ擁護の発言で市場の利下げ観測をけん制した
- FRBのボウマン理事も講演で、「追加的な政策金利の引き上げ」の必要性を述べた
- 5月米中古住宅販売件数は年率換算で前月比0.2%増の430万戸となり市場予想を上回る
- 5月米景気先行指標総合指数は前月比0.7%低下し市場予想と一致
- 先週一週間の米新規失業保険申請件数は26万4000件 上方改定された前週から横ばいとなり、1年8カ月ぶりの高水準を維持
相場へのコメント
昨日は英国、スイス、ノルウェーと政策金利引き上げが行われた。
前日に続いてタカ派のパウエル議長の講演もあったことで、米国金利は上昇。
しかし株価指数は売り込まれていたハイテクが反発したので前日比プラスとなった。
見た目上影響がなかったように見えるが、将来的な景気には懸念が発生した。
英国は予想を上回って0.5bpの利上げを行った。
インフレの深刻さを物語っており、景気もかなり悪化するのではないだろうか。
人手不足で賃金上昇が止まらないことが背景にあるようだ。
米国も利上げ継続姿勢なのだが、インフレ率自体は停会傾向にある。
おなじ利上げ姿勢でも英国は根深いものがありそうだ。
この記事を書いている途中の8時30分に日本のCPIも発表された。
5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年比3.2%上昇で上昇は21カ月連続となった。
金融緩和を続けている日銀は物価見通しに自信があるのだろうか?
もっと多くの国民が経済知識を持っていれば、「日本の物価高は日銀の金融緩和のせいだ」と日銀は今より責任を問われるだろう。
ドル円は143円台となり、まさかの今年も結局はドル高円安となった。
昨日の動きは急激な変動にあたるだろう。
政府筋からは為替介入がほのめかされるのではないだろうか。