米国市場概況
2023年6月27日の米株は反発。
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月27日
この日発表の経済指標が軒並み市場予想を上回り、景気悪化懸念が後退した。
セクターでは一般消費財、ITが2%超の上昇、素材、資本財、コミュニケーションが1%超の上昇となった。ヘルスケアのみ下落。
S&P 500 Map https://t.co/KW7JG3glXB via @FINVIZ_com
ECBフォーラムでラガルド総裁は金融引き締めを継続する発言をした。株式市場は反発しているが、原油市場は景気懸念ドル高により下落となった。
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月27日
時間外でエヌビディアが1%程度下落。バイデン政権が中国へのAIチップ輸出に対する新たな規制を検討していると、WSJが報道している。 pic.twitter.com/hQNDQPLdcy
相場へのコメント
先週から下落基調が続いていた米国株は、この日の経済指標が軒並み良好だったことで反発となった。
5月の米耐久財受注、6月の米消費者信頼感指数が市場予想以上に改善した。
米新築住宅販売件数も市場の減少予想に反して増加。
昨日までの下げはFRBの利上げ継続による景気後退が主因だったが、この日は経済指標が良いから景気後退懸念が和らぐという理屈。
経済指標が強ければFRBの利上げは継続すると見られ、米国金利は上昇している。
コインの裏表を日替わりで一貫性なく判断しているように見えるが、優勢となった投資家行動を後付けで解説している結果であろう。
結局株が上がるか下がるかは誰にも分からない。
今日もECBフォーラムでのパウエル議長の発言やFRBのストレステストの解釈は出たとこ勝負だろう。
ECBはラガルド総裁の発言が伝わっていて、利上継続の方針のようだ。
米国と違って経済状況は悪化しているがインフレが進行しているので経済破壊に繋がろうとも引き締め継続。
この世界中銀の利上げ姿勢は米国株投資にネガティブだが、米国は経済も強いしインフレもECBほど深刻でないように思う。
ECBが利上げするから米国も利上げとセットで考えない方が良いように思う。
利上げ開始も米国の方が早かったわけだし。
ドル円は144円台をつけた。
今日上方向に1円以上走れば、いよいよ為替介入の実弾が装填されるかという状況ではないだろうか。
日米金利差という意味では今月のFOMCから見通しは変化ないはずなので円安が進行している。
秩序ある為替動向を望む日本政府としては看過できない状況だろう。
発動したらどの程度円高になるだろうか。