米国市場概況
2023年6月26日の米株は続落。
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月26日
世界中銀の利上げ姿勢が引き起こす景気懸念が重しとなっている。上半期末や決算シーズンを前に年初から上昇のハイテク・グロースに利益確定売りが目立った。
ロシアの内乱は直接の材料とはならずも、手控え要因。
S&P 500 Map https://t.co/JQ7YkTQ1CX via @FINVIZ_com
28日にECBフォーラムで世界の中央銀行総裁がパネル討議があること、週末にFRBが重視するPCE物価指数の発表も控え様子見姿勢が強い。
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月26日
ドイツIfo経済研究所の6月ドイツ企業景況感指数は前月から低下。先行き6ヶ月の見通しを示す期待指数が低下した。ECB利上げ姿勢の中、ユーロ圏の景気懸念が強まった。 pic.twitter.com/V1Xc20092e
相場へのコメント
米株は続落となった。
寄り付きでSOXが2%を超える上昇となっていたので、先週のハイテク売りも一服かと思ったが、結局終盤に向けてハイテク・グロースに売りが出た。
結局SOX指数は+0.26%
米国はこの日は経済指標もなく薄商いだった。
ロシア情勢を巡る不透明感は日本時間に影響ないから材料視されないかと思ったが、地政学リスクの不透明さを増したとして手控え要因となったようだ。
バイデン大統領も公式にコメントするなど、昨日の株価が動かなくてもロシア情勢に変化をもたらす要因として動向が注視される。
今回の出来事はロシア内部では大事件のはずで今後の動向に影響を与えるだろう。
すでに今回の出来事から推察する今後の見通しなど出ているが、実際に株価に影響が出てきたら真剣に考えるようにしたほうが良い。
地政学材料の独自の読みで投資ポジションを先取りするのは難易度が高いと思う。
ロシアのプーチン大統領の言動などが出てくれば相場も反応するだろう。
ドイツIfo経済研究所が26日発表した6月の企業景況感指数が悪化した。
ECBは利上げ姿勢がFRBより鮮明なわけだから、不景気の中の利上げ継続という試練を迎えることに。
インフレ抑止が最優先だから経済破壊は起きてしまうのだが、インフレ2%の目標が遠い。
経済破壊も程度問題であるはずで、中央銀行の采配には不安が残る。
28日にECB主催の中央銀行総裁のパネル協議、週末には5月PCE物価指数がありFRBの発言などに注目が集まる。
世界中銀の利上げ姿勢は警戒すべきだが、四半期末や決算シーズン前の利益確定の動きも同時に出ていて株下落の要因を腑分けすることは難しそうだ。