米国市場概況
米株は続伸。主要3指数はそろって2022年4月以来の高値で終了した。
— ぽろ (@champoro1) 2023年7月18日
6月小売売上高は予想を下回ったが、消費の減速はインフレ鈍化→FRBの利上げ姿勢後退につながるとの見方で株にはポジティブ。
金融機関の決算反応が良好なのも株高要因に。
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決算で金融株の上昇が目立ったがセクターではITが最も上昇した。
— ぽろ (@champoro1) 2023年7月18日
ダウは7日続伸した。この記録は2年4ヶ月ぶり。ユナイテッドヘルスが投資判断引き上げで上昇。決算発表から3営業日で52ドル上昇し、ダウ平均上げ幅の6割の押し上げ寄与となっている。
この日は原油と金が反発した。 pic.twitter.com/sgZmbmGIfS
相場へのコメント
米株は続伸で主要3指数が年初来高値を更新。
注目された指標の小売売上高はそれほど指数をサポートしたがそれほど影響が無く、個別銘柄の動きが目立った印象。
ダウは7日続伸している。
14日発表のユナイテッドヘルスの好影響がこの日も見られた。
決算で金融が強く上昇が目立ったが、空売りの影響か各企業の上げ幅が大きい。
ハイテクも相変わらず上昇を続けている。
マイクロソフトなどは新製品の値付けなど材料があったが、ネットフリックスは決算前に上昇しているの大丈夫だろうか。
リスクオンが強まってきて、買い方が雑になってきている印象がある。
ナスダック100の特別リバランスなどは特に材料視されていないようだ。
G20の財務相・中央銀行総裁会議で為替材料になりそうな情報が出ている。
日銀の植田総裁は緩和継続の姿勢を示す発言をした。
ECBを構成する主要国の中銀トップが相次いで9月以降の利上げに関するトーンを弱める発言をしたとのこと。
ドル安の流れが出ていたが多少の変化が現れるかもしれない。
FRBのコメントは見られなかったようだ。
FRBはブラックアウト期間だからか?
日本とECBの各国は発言して良いのだろうか?
原油と金が反発。
原油は中国の経済対策やロシア減産が材料で、金は金利低下見込みが押し上げ要因に。
株式市場はダウが決算要因もあり強いのと、ハイテク買いが衰えないことで上昇が続いている。
ちょっと過熱感が増してきているように思うが、決算材料などであれば指数全体の過熱を気にせず上げていくかもしれない。
決算で過熱しすぎると、8月のバカンスシーズンの夏枯れなどが心配になってくる。
米国の決算は今月で大半の企業が終了する予定となっている。