ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023年6月29日【米国市場】経済指標が強く、景気敏感や消費関連が上昇 金融株もストレステスト通過で上昇 FRBのタカ派姿勢は継続か年内利下げ確率が0%に

米国市場概況

 

 

 

 

 

相場へのコメント

この日の米国は高安まちまち。

といっても唯一下げたナスダックの下落率も-0.003%で前日終値と変化なしという状況。

 

朝方発表の指標が強い結果となった。

新規失業保険申請件数は予想に反して前週より減少した。

GDP確定値は前期比の年率換算で2.0%増で改定値(1.3%増)より大きく上方修正。

経済懸念が後退し消費関連株や景気敏感株に買いが入ったものの、FRBの利上げ姿勢に繋がり金利高止まりが嫌気される展開となった。

 

7月末のFOMCまで雇用統計もCPIもあるのだが、雇用環境や経済状況は強い状況ではあるようだ。

フェドウォッチを見るとマーケットは7月利上げはほぼ受け入れている状況で、年内利下げ確率がゼロになった。

 

この日はFRBのストレステストで全銀行が審査合格となったことで金融株が上昇。

中小地銀株なども上がったが、今回のストレステストは大手行しか実施されていないという突っ込みは多い。

 

6月はあと1日となったが、前月までのハイテクのみでけん引したきた相場に変化があったといえそうだ。

この日の金融株、景気敏感株、消費関連株というように循環物色の動きとなってきた。

指数もラッセル2000など中小型株指数にも買いが入ってきた。

経済が強く株式が好調なのは良いのだが、それと引き換えにFRBの睨みがきつくなっている。

しかし株式市場はこれを無視しているような雰囲気だ。

7月の利上げをほぼ織り込んで、現在の株高状況だから7月も現在と同じようなセンチメントで臨むのではないだろうか。

決算発表などがあるのでそこでハイテク株が決算総崩れなどになると、当然株は崩れると思うが。

9月のFOMCまでは雇用統計もCPIもその他指標も2回はあるわけで、態度を決めるのは早くても8月だろう。

8月はバカンスシーズンで薄商いが予想されるので、下げたりもあるかもしれない。

 

残り1日は6月末ということでリバランスの売りなどが大きくても、来週以降の動きを見ようという雰囲気で、それほど悲観は強まらないと予想している。