米国市場概況
米株は4日続伸。
— ぽろ (@champoro1) 2023年7月13日
6月PPIが市場予想を下回り、米金利が低下した。相対的に割高感の薄れたハイテク株中心に上昇した。
FRBの利上げが年内あと1回にとどまるという見方が強まっている。
ドル指数は一時15カ月ぶりの安値99.739を付けた。
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ダウは前日までの3日間で600ドル超上昇していたため、利益確定の売りが出やすく小幅高。
— ぽろ (@champoro1) 2023年7月13日
エヌビディアは取引時間中の過去最高値を記録。
WTI原油は利上げ長期化観測の後退、ドル安で一時77.13ドルとなり期近物として4月下旬以来の高値をつけた。
金もドル安と金利低下で投資妙味が増して上昇した。 pic.twitter.com/3IjJkSTnln
相場へのコメント
米株はハイテク中心に上昇。
この日発表された6月PPIも市場予想を下回り、インフレ鈍化傾向が鮮明となった。
前日の6月CPIの低下と併せてFRBの利上げ観測が年内2回から1回に後退するとの見方が強まった。
FRBは7月の利上げが最後になるとの見通しが主流になっている。
この日は新規失業保険申請件数は予想外に減少し、労働市場は依然引き締まった状態にある。
雇用状況から見るとFRBは引き締めを継続を正当化するようにも思える。
FRBの利上げ観測打ち止め期待からの上昇を、昨年から何度も繰り返している。
そのたびに楽観を裏切られてきた歴史があるわけだが、今回はいよいよ利上げの最終局面が近いといった雰囲気に。
経済のソフトランディングが実現できるかは不透明なので、その点からまだ買いが入っていないように見える。
しかしFOMO(上昇に取り残される恐怖)で買いが続くようにも思う。
買いの中心は相変わらずハイテクで、ここ最近の上げは業績期待寄りは金利安ドル安が大きそうだ。
本日から金融機関を皮切りに決算発表が始まるが、株価と照らし合わせて決算の受け止め方を観察したい。
一部の銘柄が指数を押し上げる状況なので、数銘柄のショックがあれば指数の下落も見られるかもしれない。
今日はナスダック100のリバランスもあるはずで、週末でもありさすがに上昇も一服となるのではないか。
逆に週末を全く気にしないとなると、いよいよすごい上げにつながるという気がしている。