ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/08/30【米国】JOLTS求人件数が予想を大きく下回り金利低下しハイテク中心に上昇【日本】上値が重く32,500円が心理的壁に

【米国市場】(日本日付で前日)

概況

 

 

 

相場へのコメント

 

米株は10年債利回り低下でハイテク中心に大幅上昇。

主要3指数が3日続伸と雰囲気がかなり良くなってきた。

 

この日の取引序盤は金利上昇とドル高で株安となり、一時は1ドル=147円37銭と昨年11月上旬以来、9カ月半ぶりの円安・ドル高水準を付けた。

しかし7月JOLTS求人件数と8月消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことで雰囲気が一変。

10年債利回りが急低下しドル安、ハイテク中心にS&P500の全11セクターが買われるほど勢いが出た。

 

JOLTSは約2年ぶりの低水準となり、労働需要の冷え込みが鮮明になってきた。FRBの利上げ継続の材料が弱まり、9月の金利据え置きの見方がさらに強くなった。

 

CMEのフェドウオッチによると、FRBが9月会合で87%の確率で金利を据え置き、11月の利上げ確率は47%となっている(前日は62%)。

 

ハイテクセクターが上昇したが、特にテスラ+7.69%、エヌビディア+4.16%の上昇が目立った。

 

 

今週は本日のADP雇用統計、木曜日の7月PCEデフレータ、金曜日の8月雇用統計と注目材料が続く。

これのどれもがFRBの利上げへのハードルを高くするなら、株式への投資家心理は相当回復するだろう。

 

ちなみに、この日の6月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は主要20都市で前月比0.9%上昇。

高金利環境でも住宅価格は騰勢を保ったままとなった。

この経済が強い兆候はFRBが利上げする根拠とはなりそうだ。

 

【日本市場】(本日)

 

前場&後場

 

 

 

大引けとコメント

 

 

 

今日もなんとも言えない値動きでした。

3日続伸で今日については3桁上昇と終値の見た目は良い。

しかし前場に32,500円超を達成も、後場寄りにさっそく割り込み、午後いっぱいかけて取り崩す展開。

いかにも上値は重い展開で先高感が描きにくい状況。

 

前日の米国金利低下は株高材料も本日のADP雇用統計、明日の7月PCEデフレータ、金曜日の8月雇用統計と金利を揺らす材料が続く。

金利が下がった原因のJOLTS求人件数の減少は、ついに労働需給のひっ迫解消が見えたので良い材料とは思いますが、本日のADP雇用統計や金曜の雇用統計で同じ傾向を課k人できるかは疑心暗鬼。

金利が下がったといっても10年債利回りが4%維持しているのと、参加者が少ないことから動きに自信を抱きにくい。

 

今日はプライム市場の売買代金が3兆円を超えました。

先行きは不透明感があり、永遠確認したい材料が出てくる雰囲気でも何とか値を切り上げてはいる。

明確な強さは感じないが、投資家心理は安定してきているか?

 

 

上海総合やハンセン指数は今日は上昇の勢いが止まった模様。

中国の資本市場活性化の材料はどこまでの期間効果を持つことができるか。

アジア株の動きも投資家心理に影響が大きそう。

 

本日の米国市場見通し

今晩の米国では

 

21時15分の8月ADP雇用統計

21時30分の4-6月期GDP改定値

 

ほか

MBA住宅ローン申請指数、7月中古住宅販売仮契約指数、EIA週間原油在庫統計などに注目。
 
今日の経済指標は昨日の米金利低下の判断を後押しする材料となるか?
 
来週の月曜日がレーバーデーで休場。
そこまで米国投資家は夏休みの人も多いらしく、売買代金が少ない状況が続いています。
参加者が帰ってくる9月5日まで明確な方向性は出ない可能性が高そう。