ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/10/04【米国市場】ADP雇用統計が予想を大幅に下回り、原油価格の大幅下落と併せて金利低下 週末の雇用統計を前に様子見姿勢も強い

米国市場概況

 

 

 

 

相場へのコメント

 

米国は反発した。

ADP雇用統計が市場予想より大幅に弱く、労働環境の軟化が見られたことで金利低下を促した。

前日にJOLTSで過熱しすぎた金利上昇を冷ます効果があったようだ。

 

もっとも雇用関連指標の本丸は週末の雇用統計になる。

昨日の金利低下はそれに備えての持ち高調整という側面も強かっただろう。

 

ひとまずの米株の反発には安堵を覚えるが、米国株を取り巻く悪条件などが劇的に変わったわけではない。

雇用統計で労働需要の軟化が確認できればFRBの利上げ期待は収まるが、FRB自体がタカ派姿勢を変えないと株式には厳しいというイメージがある。

 

現状の弱材料に打ち勝つ要素として、来週から始まる決算に注目したい。

個別企業の好業績を確認できれば、さすがに株式は上がっていくだろう。

 

年末に向けて季節的には株式市場は上がっていくはずだが、なかなか自信が持てる上げ材料が見当たらない。

「懐疑の中を上がっていく」のが上げ相場のアノマリーだが、現段階では正直なところ上昇のイメージは得難い。