タイトル
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米国株情報
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米国株相場
先週は大きな経済指標などない中、リスクオンムードが続いた。
ダウは8日続伸となっていて4月の下落からの反動が長く続いている。
ナスダックやS&P500は横ばいな印象だが、週間では1%超の上昇となった。
今週のCPI前の様子見ムードだが強かったが、5月1週目のFOMCや雇用統計を好感するムードが続いたといえそうだ。
今週は15日のCPIで米金利変動がどうなるかに注目。
もっとも翌週にエヌビディア決算を控えて、ハイテク株は様子見姿勢が続くかもしれない。
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エヌビディア決算の株価反応には今週の米金利が影響するだろう。
今週の株に動きがあっても翌週のエヌビディアでひっくり返されるリスクがあるともいえる。
なかなか方向性を決め打ちできない。
大統領選の5月は弱いというデータがある。
5月には株を売れという「セル・イン・メイ」という格言もある。
しかし機関も個人も4月に萎んだ投資家心理を回復させているようではある。
なにが相場の決定打になるかは分からないが、今週で方向性が決まることはないのではないか。
ここまで同様に今年の米株を押し上げる「利下げ期待」「AI相場」の動向を注視していきたい。
日本株相場
先週は日経平均は週間でほとんど横ばい。
連休明けに600円近い上昇をしたが、翌日に上げ分以上を吐き出す展開。
日中の値動きを見ても上がる局面はあるが、その分しっかりと売られてしまうことが続いた。
25日移動平均に何度も売り返された印象が強くなった。
決算が今週の15日まで集中するので、指数に注目は集まりづらい。
15日の大半の企業決算終了の日に米国でCPIが発表される。
これを機に再び米国の金利や翌週のエヌビディア決算などに左右される展開になると見る。
3月期の決算は指数の上昇にはつながらなかった。
3月の4万円を超える勢いが再現されるかは米株次第だろう。
中国株が底を打って日本から投資マネーが中国に回帰しているという指摘もある。
それが本当ならば3月までの上昇のエンジンを一つ欠いた状態で、ここから上昇を試すことになるだろう。
ドル円が円安だから上がる状況でもなくなっている。
157円より円安が進めば政府の為替介入が意識され、為替介入に限界が感じられれば日銀が政策金利を変更することが警戒される。
2月にバブル後高値38,915円を超えた日経平均は、再びバブル後高値を奪還できるだろうか。
3月よりハードルが上がっていると思えてならないが、米株が上がれば可能性はある。
米株の動向を注視していきたい。