ぽろの投資日記【相場コメント】

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【24/3/10】週間見通し

米国では12日のCPI、14日小売売上高に注目 日本は月曜のハイテク下落と13日の春闘の集中回答日、15日の連合第1次集計を受けた為替動向が焦点

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最新の株式指数チャート等は下記URLから

https://sekai-kabuka.com/

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米国株相場

 

■先週

 

先週はパウエル議長の議会証言が2回あり、「年内に利下げを考えているが急ぎはしない」との内容。

米金利は3週連続の低下となり、市場では依然6月利下げを見込んでいる。

 

経済指標では雇用関係指標の発表が連続したが、金曜日の雇用統計が株式相場に与える影響は限定的なものとなった。

 

金曜日にエヌビディアが5%高をつけてから急落し、終値は5%超の下落。

特に材料は無く6日連続上昇の利益確定売りとされている。

SOX指数も4%超の下落。
米株は週間では3指数が反落となっている。

 

米国外ではECBが金利据え置きを決定した。

パウエル議長の年内利下げ見込みや雇用統計の落ち着きから、ドルが売られてユーロが買われる展開となった。

 

ゴールドは史上最高値を更新した、金利低下に中東での地政学リスクの燻りから資金が入っているとされる。

 

■今週

今週の米国は12日のCPIと14日の小売売上高に注目。

翌週にFOMCを控えているが、先週のパウエル議長の態度から今回の利下げ修正は無さそう。

そう考えると経済指標が指数に与える影響は限られるそうだ。


金曜日下落した半導体やハイテクの下げが続くかどうかは気にされるだろう。

一時的な利益確定売りとされているが、垂直的に上がった銘柄の下げが金曜だけで収まるかは読み切れないところ。

翌週のFOMCよりも積み上がった投資家の買いの対応が注目されそうだ。

 

参考記事

来週の【重要イベント】米CPI、米小売売上高、米鉱工業生産 (3月11日~17日) | 市況 - 株探ニュース

為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、日本の賃金上昇なら円買いも | 通貨 - 株探ニュース

 

日本株相場

■先週

先週の日経は4万円達成も定着が難しく金曜は割れて終了。

週間では221円安の39,688円と6週ぶりの反落。

金曜日の米株がハイテク株安で日経先物は38,790円と急落しており、週初は下落して始まる見込み。

日銀のマイナス金利解除が相場を動かしドル円が円高方向になり全体指数の上値を抑えた。

 

■今週

今週は為替動向に注目か。

翌週はFOMCと日銀会合があるが、米国は金利据え置きが見込まれている。

日銀は3月か4月にマイナス金利解除の見方が増えている。

今週13日には春闘の集中回答日を迎えることから、マーケットが金利やドル円動向を気にしそうだ。

15日には連合第一次集計も注目される。

既に事前に企業側の満額回答なども目立っており、大企業では良い回答が続くと見込まれている。

一方で日銀は生産や個人消費の現状判断の引き下げを今回の会合で検討しているとの指摘も。

これらの落ち込みは一時的と見られているが、総合的に考えて翌週にどんな決断がされるか。

 

 

金曜の米国がハイテク安となり月曜は日経が大きな下落スタートとなりそうだ。

米国ハイテク安が週初に収まるか、米国株価動向には注意が必要だろう。

 

半導体以外の銘柄に物色が移り指数を支えることが期待されるが、円高となると輸出企業も上昇期待が薄くなる。

しかし3月配当に注目した買いなどこの時期特有の需給もある。

年初からの見て珍しい押し目と見た買いが指数を支えるかもしれない。

 

参考記事

kabutan.jp

kabutan.jp