【米国市場】(日本日付で前日)
概況
2023年8月28日の米株は主要3指数がそろって続伸。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月28日
パウエル議長の講演を通過した安堵感から買い戻しムードが続いた。中国の資本市場活性化策も追い風に。
市場では9月は金利を据え置き、11月に利上げをするとの確率が高まっている。
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セクターは公益セクター以外が上昇した。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月28日
この日の米取引所の合算出来高は81億株。直近20営業日の平均は108億株。8月の夏枯れ相場はまだ継続しているようだ。
ドル円は一時146円75銭と昨年11月上旬以来の安値をつけた。日本政府の為替介入への警戒感が強まっている。 pic.twitter.com/GDaMLJwIws
相場へのコメント
米株は主要3指数が続伸した。
特に新たな材料は無かったが、パウエル議長の講演を通過した買い戻しの動きが継続した印象。
フェドウォッチによるとFRBが9月に政策金利を据え置く確率は97%。
11月に利上げをする確率は62%となっている。
全体の出来高は少なく薄商いの中の仮の動きといった印象も受けるが、セクターでは公益以外が上昇している。
中国の株式市場の活性化策は好材料としてこの日の相場を後押ししたようだ。
先週決算後に奮わなかったエヌビディアは+1.78%の上昇。
決算発表後にアナリストが1株利益の見通しを大幅に引き上げており、決算前よりバリュエーション面で割安さが感じられるという指摘も。
この日は経済指標の発表もなく、悪い材料もなかったので投資家心理は安定していた模様。
今週は労働指標の発表が多く、金利などが変動する可能性は残されている。
【日本市場】(本日)
前場&後場
日経平均は続伸。現時点で25日線を超えて引けまで維持できるだろうか?
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月29日
売買代金が少なく、今週だけでも多くの経済指標の発表がある。現状の金利や株価指数が底堅いものかどうかを試される機会は多そうだ。 pic.twitter.com/c4KEZbUXxB
2023/08/29前場の日経平均は続伸で終了。上げ幅200円超の場面あるも、伸び悩んで失速。前日終値割れは避けたが、上昇が難しいようにも感じる。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月29日
マザーズは力強く上昇。日経が伸び悩んだことから資金が集中しているか? pic.twitter.com/kSUh3gUNDA
今日も後場は値動きがない状況。前日米株を織り込んだら開店休業の日が続くか。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月29日
ハンセンは2%高となっているけど、あまり目に見える影響はない。
相場解説は「32,000円台を固める動き」とか書きそうだけど、金曜の買い戻しで昨日上がったあとは「閑散に売りなし」って方が近いんじゃないかな? pic.twitter.com/dYvVZnL9aQ
大引けとコメント
2023/08/29の日経平均は続伸。56円高の32,226円。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月29日
前日の米国全面高を受けて買い先行も、25日移動平均線(32,276円)より上は利益確定売りが入った。
材料に乏しく、売買代金も少なく後場は動意なく安値圏で取引を終えた。
上海やハンセンの上昇も好材料にならず。
マザーズ市場は活況で2%超の上昇。 pic.twitter.com/zyOFdyEu2S
今日の日経平均は続伸となり56円高だったが、前日と同じく後場が閑散として動きが無かった。
前日の米国株が公益セクター以外上昇する全面高だったので、寄り付きから上昇したが25日平均が意識されたのか上値は抑えられた。
午前は「トヨタ自動車がシステム障害」という悪材料が走り、投資家センチメントを悪化させたかもしれない。
産業のすそ野が広いだけに良くも悪くも影響が大きい。
後場は昨日同様に模様眺めムードといった感じ。
前日終値割らずに32,000円台を固めたと見るか、閑散に売りなしと見るか。
目先の材料でどうとでもなってしまう地合いというようにも感じる。
25日平均とかも意識することに明確な意味があるかというと、う~ん、どうなんだろうと感じる。
ドル円は米金利に変化がないと動かなさそうだ。
日本政府が為替介入する気配も強くは感じないが、試すような動きが出てこないのは警戒されているからだろうか?
米国の反応待ち相場はいつものことだが、米国も雇用統計やFOMC前で動きにくそうだ。
プライム市場の売買代金が3兆円超えてきたら、相場の方向性も見えてくるのかもしれない。
本日の米国市場見通し
日本時間の23時に
8月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数
7月のJOLTS求人件数
が発表される。
どちらも事前予想では悪化と減少が見られている。
予想と異なる場合はFRBの引き締め観測が強まり金利上昇の可能性がある。
予想通りに収まったとしても、週末の雇用統計前に金利低下は限定的か。
日経平均はいまいちだが、本日も上海とハンセン指数は上昇となった。
中国は日本にイタ電してきたりで印象は悪いのだが、株式市場が資本市場活性化策で堅調なのは世界の株式相場にとってプラスとなりそうだ。