ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/08/29【米国】主要3指数が続伸 パウエル議長講演を通過した買い戻しが継続【日本】続伸も材料乏しく後場は閑散 25日平均に打たれる

【米国市場】(日本日付で前日)

概況

 

 

 

 

相場へのコメント

米株は主要3指数が続伸した。

 

特に新たな材料は無かったが、パウエル議長の講演を通過した買い戻しの動きが継続した印象。

フェドウォッチによるとFRBが9月に政策金利を据え置く確率は97%。

11月に利上げをする確率は62%となっている。

 

全体の出来高は少なく薄商いの中の仮の動きといった印象も受けるが、セクターでは公益以外が上昇している。

 

中国の株式市場の活性化策は好材料としてこの日の相場を後押ししたようだ。

 

先週決算後に奮わなかったエヌビディアは+1.78%の上昇。

決算発表後にアナリストが1株利益の見通しを大幅に引き上げており、決算前よりバリュエーション面で割安さが感じられるという指摘も。

 

この日は経済指標の発表もなく、悪い材料もなかったので投資家心理は安定していた模様。

今週は労働指標の発表が多く、金利などが変動する可能性は残されている。

 

【日本市場】(本日)

前場&後場

 

 

 

 

大引けとコメント

 

 

 

今日の日経平均は続伸となり56円高だったが、前日と同じく後場が閑散として動きが無かった。

前日の米国株が公益セクター以外上昇する全面高だったので、寄り付きから上昇したが25日平均が意識されたのか上値は抑えられた。

午前は「トヨタ自動車がシステム障害」という悪材料が走り、投資家センチメントを悪化させたかもしれない。

産業のすそ野が広いだけに良くも悪くも影響が大きい。

 

後場は昨日同様に模様眺めムードといった感じ。

前日終値割らずに32,000円台を固めたと見るか、閑散に売りなしと見るか。

目先の材料でどうとでもなってしまう地合いというようにも感じる。

25日平均とかも意識することに明確な意味があるかというと、う~ん、どうなんだろうと感じる。

 

ドル円は米金利に変化がないと動かなさそうだ。

日本政府が為替介入する気配も強くは感じないが、試すような動きが出てこないのは警戒されているからだろうか?

 

米国の反応待ち相場はいつものことだが、米国も雇用統計やFOMC前で動きにくそうだ。

プライム市場の売買代金が3兆円超えてきたら、相場の方向性も見えてくるのかもしれない。

 

本日の米国市場見通し

 

日本時間の23時に

8月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数

7月のJOLTS求人件数

が発表される。

どちらも事前予想では悪化と減少が見られている。

予想と異なる場合はFRBの引き締め観測が強まり金利上昇の可能性がある。

予想通りに収まったとしても、週末の雇用統計前に金利低下は限定的か。

 

日経平均はいまいちだが、本日も上海とハンセン指数は上昇となった。

中国は日本にイタ電してきたりで印象は悪いのだが、株式市場が資本市場活性化策で堅調なのは世界の株式相場にとってプラスとなりそうだ。