ぽろの投資日記【相場コメント】

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【2023/11/06】米国は雇用統計を消化し金利低下で株大幅高 日経は4日で2,000円超の上昇を達成

今週の週間見通し

 

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マーケットの注目材料

 

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本日の投資日記

米国相場

 

米株は週末の利益確定もなく大幅高で主要3指数が今週全勝。

雇用統計を受けて金利が低下し、ドルも下落。

ハイテク中心に前日までのリスクオンムードが更に強まった状況。

 

雇用統計の非農業部門雇用者数が市場予想より弱く、前月分も下方修正。

平均時給の伸びも鈍化して、失業率も増加(悪化)

ISM非製造業景況感指数も50は超えているものの、予想以下で前月からも低下。

雇用が緩み、経済失速の結果を「悪いニュースは良いニュース(FRBの利上げ確率が低下する)」と見て、株式指数は強く上昇した。

 

前週までにひどいほど売りこまれていた反動が大きく出た週となった。

上げの速度がスピード違反気味だけど、ショート筋を燃やし続ければまだ上昇する可能性を感じる。

年末高というよりは生き急ぐような短期上昇に若干戸惑いを感じている

 

この日Apple下落などが懸念されたが地合いに助けられて、小幅な下落。

今週でS&P500社のうち400社程度が決算を終えている。

先週までの期間の金利上昇で株自体が評価されていなかったため、決算が指数に織り込まれている印象は薄い。

企業の自社株買いも禁止期間を外れて行われるようになると思うと、今週の急速な指数上昇はあるにせよ、米株はまだアップサイドがあるように思う。

 

この日はドルが他国通貨に対して安い展開に。

緩和をしているドル円ですら、円買いドル売りが進んだ。

 

原油は方向性が良く分からない状況だが、ゴールドは強い。

中東情勢の安全資産買いの可能性は残しつつ、金利安・ドル安が追加で追い風となっている。

2000ドル近くにいる段階でアップサイドがどこまであるのか分からないが、売りこまれることは想像しづらい状況となっている。

 

日本相場

 

橋上明けの日経平均は米株上昇を織り込んで大幅上昇。

一時800円超の上昇を見せる場面も。

4日間で2,000円超の上昇は驚くほかないが、売られて崩れる場面も見られなかった。

先週まで3万円割れを懸念する悲観論もあったが、一気に32,500円を突破した。

チャート上では戻り高値更新で、30,500付近が安値となった。

 

年初来高値は33,753円なので、今年残り1か月半程度で残り1,000円ほどの上昇が実現できるかに注目したい。

米金利がこの先も低下し続けるなら、今月にも十分達成可能に思える。

FRBは利上げ継続姿勢を崩さないが、マーケットが前のめりに金利低下を織り込んでいる感じはある。

米金利の方向性がどうなるかに注目したい。