個人投資家 ぽろ 相場日記

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2023/09/01【米国】高安まちまち 雇用統計を控え様子見姿勢で上値重い【日本】様子見予想を覆し強さを見せ、週間負けなし

【米国市場】(日本日付で前日)

概況

 

 

 

相場へのコメント

 

この日の米国は高安まちまちだった。

ナスダックのみ上昇したが+0.11%と小幅。

前日までの株価上昇と翌日の雇用統計、翌月曜日の祝日を前に利益確定売りや様子見が強まった。

3指数とも上値の重い展開で徐々に売られる展開となった。

 

PCE価格指数は波乱無し。

新規失業保険申請件数は前週より減少したが、大きく反応もなかった。

 

明日の雇用統計で非農業部門雇用者数と平均時給に注目が集まる。

今週に入ってJOLTSとADPで労働市場のひっ迫が薄れたことが確認され、9月だけでなく11月の利上げ見送り予想が強まっている。

この傾向が雇用統計で強まるのか、ひっくり返されてしまうのか。

 

8月は弱い月との見通し通り、月間では3指数が下落となった。

ダウ-2.36%(3カ月ぶり反落)、S&P500が-1.77%、ナスダックは-2.17%(ともに6日月ぶり反落)。

 

しかし今週に労働需給のひっ迫が薄れた傾向が見られ、株価はだいぶ戻したので安堵案が広がっている。

9月はSP500が年間で最も弱い月として知られているが、金利がまた跳ね上がるのだろうか?

結果的にシーズナル通りに展開することは多いが、シーズナルから先行きを予測するのも変な話だと思う。

現状は金利が低下するデータが出てきていて、今日の雇用統計でその流れは一層強まる可能性がある。

 

WTI原油価格が2%超の上等となった点は危さを覚える。

サウジはまさかの10月も減産を続けるようだ。

この日の終値は83ドルだが、これが85から90にレンジを上げていくと物価高インフレ懸念が再度上昇してきてしまうだろう。

しかし中国懸念など需要が弱まる材料もあるため、昨年より上昇する難易度は高いように思う。

 

今日の雇用統計の消化、レーバーデー明けで売買が活発になってからの米国株式の動きに注意を払っていきたい。

 

【日本市場】(本日)

 

前場&後場

 

 

 

大引けとコメント

 

 

日経平均は5日続伸。終値は91円高の32,710円。

 

強くって驚きました。

今晩が雇用統計で週明けの米国が祝日で休場。

前日まで週間負けなし、約1,000円の上昇。

この事前情報からは「様子姿勢か利食い優先の週末」と思ったけど、強く上げて終えました。

売り方の買い戻しも前日までに出ていたと思うので、米金利低下を見越したリスクオン姿勢ということでしょうか?

月初なので投資資金が入った上げとの解説も。

 

雇用統計が終えたらアク抜けで上がりそうな気がするけど、そう思うと今度は下げたりするのでしょうか?

TOPIXは場中にバブル後の高値を更新し、1990年7月以来33年ぶりの高値。

 

ドル円が円安ドル高でもたらされた指数高と思われますが、米金利が目立って下げない限りドル円水準に変化はないかも。

米株がもっとも不調と言われる9月に上げたら、ついていけない投資家が多くなりそう。

 

 

本日の米国市場見通し

 

前日の米国株は高安まちまちで、PCE物価指数などに反応が薄く上値の重い展開だった。

 

今晩の米国市場は9月1日目の取引となる。

 

21:30 8月雇用統計

23:00 8月ISM製造業景況指数

 

に注目。

雇用統計は前月比で非農業部門雇用者数が減少、失業率は横ばい、平均時給は低下の予想。

今週はJOLTSやADP雇用統計で労働需給のひっ迫が弱まったと見られて、金利低下が株式上昇要因になった。

FRBの利上げ継続が維持されるか、更に遠のいたとみられるか注目される。

 

最近は「悪いニュースは良いニュース」で金利低下が株式上昇を促している。

ISM製造業景況指数が強いという「良いニュース」が出たら利上げ観測が強まるかもしれない。

事前予想では7月より若干の改善が見込まれている。

 

 

週明けの月曜日はレーバーデーで祝日。

本日まで米国投資家は夏季休暇が多く、5日以降の値動きが注目される。