米国市場概況
2023年8月18日の米株は高安まちまち。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月19日
中国恒大集団の破産法申請などで投資家心理が悪化し下落スタート。徐々に下げ幅を縮めたが、前日終値付近では上値が重くなった。
週間ではダウが2.21%安、ナスダックは2.59%安、S&P500は2.11%安。
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セクターで最も上昇したのはエネルギー、他の上位はディフェンシブだった。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月19日
米国債利回りの上昇一服感が株式市場にはプラスだった。債券市場の週末を控えたポジション調整、中国経済不安を受けた安全資産の債券買いが寄与した模様。
ただ来週にはジャクソンホールを控え、米金利は先行き不透明。 pic.twitter.com/cOxla7rNHl
相場へのコメント
債券も株式も週末の持ち高調整という感じ。
株式指数の前日終値は超えられないあたり、買いは入れど消極的な姿勢が透けて見える。
原油は中国不安があっても需要懸念が高まってはいないようだ。
数か月前とは重視する材料が変わっているのを感じる。
金先物相場は10営業日ぶりに反発。金利高ドル高にひたすら叩かれた日々だったが、ようやく。
しかし来週いっぱいジャクソンホールの様子見で強く上昇は期待でき無さそう。
今週は堅調な米系座指標を受けて金利高が進み、17日の取引では4.32
8%に上昇した。
昨年10月に付けた4.338%を超えれば、2007年11月以来の水準を更新することになる。
フィッチの銀行株格下げなども重しであったし、住宅ローン金利の7%突破もセンチメントを悪化させた。
株式市場は本当に不思議なもので、下落が続くと悪材料が出てくる。
今月発生した悪材料も多いように思えるが、そのいくつかは先月までに発表されてもよかったように思える。
米国債の格下げや、米銀行の格下げ検討の表明、恒大集団の破産法申請など株式が弱い取引も薄い8月に何故か出てきてしまうのが不思議。
来週は週末のジャクソンホールにむけて様子見ムードが強まるだろう。
8月と9月は米国相場が弱いのアノマリーのうち、8月分に関してはほぼ完ぺきに当たったと言えそうな雰囲気になっている。
9月も弱いのなら最終週も強気にはなりにくいだろう。
アノマリーでいえば年末にかけては米国株は強い。
それを信じるなら今月来月は買い場となるのだが、それを株安局面で信じて行動できるかは投資家次第となるのだろう。
今年のパフォーマンスがここ1か月以内の投資行動で別れるのかもしれない。