ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/08/16【米国市場】米国はFOMC議事要旨が波乱 FRBの利上げ長期化懸念により続落 ナスダックは年初来高値からの下落率が6%に ドル円は一時146.40円に

米国市場概況

 

 

 

相場へのコメント

 

米株は続落。

朝方の経済指標が強かったことには耐えたが、午後に公開されたFOMC議事要旨がタカ派と捉えられ下げ幅を広げて安値引けとなった。

 

昨日のフィッチによる金融株格下げ検討報道も重荷で金融が軟調。

セクターでは公益以外が下落することになった。

 

ここ最近急速に低下しているFear & Greed Indexは、中立になり投資家心理が冷めたことを示している。

 

ナスダックは年初来高値からの下落率が6%に到達した。

アップルやマイクロソフトは今年の高値から10%以上低下していて、テスラに至っては25%下げている。

 

季節的に弱いことが分かっているから買いも入らず、夏季休暇で投資家が不在という事情が特に相場心理を弱くしているように思える。

ナスダックは2日連続での1%超の下落だが、「崩壊」しているというような下げ方ではないように感じられる。

しかし来週にはエヌビディアの決算とジャクソンホール会議があり、ナスダックには試練の時が続く。

 

ちなみにエヌビディアはこの日にさすがに下げたが、小幅だった。

半導体銘柄ではイスラエルの半導体受託生産会社の買収を断念すると発表したインテルが大きく下げた。

原因は中国当局の承認が得られなかったこととみられている。

米中半導体の対立が悪い方向に左右したように思える。

同業のAMDなどに売りが波及しSOX指数は2%を超える下落となった。

 

金利上昇に伴いドルが他通貨より買われた。

ポンドだけはCPIが予想を上回り堅調さを保った、

ドル円は146円40銭と2022年11月上旬以来、およそ9カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。