ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/08/16【日本市場】日経平均は大幅反落で節目の32,000円割れ 場中一度も回復できず 後場は買いが見られず安値引け ドル円145円台は材料視されず

寄り前

 

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前場&後場

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大引け

 

コメント

日経平均は米株安を受けて大幅反落。

寄り付きから底堅いとされた32,000円台を割れ、一度も32,000円を回復できず終えてしまった。

後場は特に買いの動きが無くなり、本日安値で大引けという展開に。

ドル円は145円台でこう着しているが、今の相場に為替が与える影響は少ない模様。

 

 

前日の米国株安のうち「フィッチの米銀行の格下げ観測」は想定外にしろ、中国の経済指標悪化は昨日の日本時間に見えていた材料ではあった。

しかし1%安程度だった米国と比べて、日経は1.46%安という厳しい結果に。

 

昨日までは節目の25日線(昨日で32,500円程度)を越えられるかが焦点だったが、今日は底堅いラインとされていた32,000円を割り込んでしまった。

この時期特有の薄商いが一方向な値動きを助長している可能性はあるにせよ、買い材料が見当たらない相場となってきた。

 

 

本日の米国市場見通し

 

昨日は小売売上高などが注目されたが、好調な結果はFRBの高い政策金利が継続するとの悪材料に変換された。

フィッチの米国大手銀を含む格下げも強い悪材料となった。

S&P500は3月29日以来、約5カ月ぶりに50日移動平均線を割り込んでしまい、早期に回復ができるかが注目されている。

 

今晩は寄り付き前にターゲットの決算発表がある。

前日のホームデポ決算は他の悪材料のインパクトが強く、決算反応が相場に影響しなかった。

今晩のターゲットの反応はどうだろうか。

 

米経済指標は住宅関連の7月住宅着工件数、7月建設許可件数、MBA住宅ローン申請指数など。

その他に7月鉱工業生産がある。

昨日の米国ではウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが住宅建築。販売の「D.R.ホートン」「レナー」株を取得していたことが話題となった。

今晩の住宅関連の指標と関連株を結びつける動きが強く見られるかもしれない。

 

米国時間午後にはFOMC議事要旨が公開される。

それほどインパクトのある内容が出るかは疑問だが、今は相場の地合いが弱い。

中立な材料でも悲観的に捉える可能性には注意が必要だろう。