個人投資家 ぽろ 相場日記

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2023/08/10【日本市場】日経は様子見ムードを裏切り大幅反発 円安、中国団体旅行解禁、株主還元などでグロースに頼らない上昇に

寄り前

 

 

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前場&後場

 

 

 

 

 

 

 

 

大引け

 

コメント

日経は意外高の大幅反発となった。

今週は月火と上昇も昨日水曜に上昇幅を全消しする下げ。

期待を持てない展開だった。

米国CPI前と祝日前の週末という動きにくい状況で、案外な底堅さを見せた点は安心材料となりそうだ。

 

特に32,000円を割れなかったことは好印象だろう。

米国のCPIや本日引けの大量の決算反応があるので先行きは不透明だが、悪くない引け方だったと思える。

 

マザーズ指数は終日軟調だった。

こちらは米国金利や米グロースが回復しないと厳しい状況が変わら無さそう。

日経やTOPIXはドル円やインバウンド、株主還元というグロース株以外の支援要因が多い。

それに比べるとマザーズはグロース次第となり安定感は期待できないように思われる。

 

本日の米国市場見通し

 

21:30に世界が注目する米7月消費者物価指数の発表。

同時刻に先週分新規失業保険申請件数も発表される。

 

CPIは13カ月ぶりの上昇と観測され、FRBの利上げ観測の後押しとなるか。反応が注目される。

同時に出る新規失業保険と併せた反応と見られ、波乱の可能性は十分にありそう。

 

今日発表のCPIから前月比で上昇比率が変わらずでも、前年同月と比較すると上昇するという傾向が出てくる。

足元では天然ガスや原油価格の上昇なども起きているだけに、投資家や消費者がインフレを再び懸念する可能性がある。

 

年内利上げは見込んでいない株式市場が、結果をどう解釈するか世界中が注目している。

米経済の好調さからソフトランディングを見込んでいるが、クレジットカード債務残高の膨張やこれ以上の金利上昇などは確実に消費者にとってネガティブとなるだろう。

次回FOMCまでにもう一度CPIがあるので、今日ですべてを見通すことはないとは思われる。

しかし、今月は株が弱い月であり悪材料頻発(米国債格下げ、地銀株格下げ、中国経済悪化、対中投資制限の拡大)に更なる悪材料となっていまうと気がかり。

 

ドル上昇の場合は日本政府の為替介入も警戒されるだろう。