ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/08/09【米国市場】CPI前に様子見 主要3指数は続落 米対中投資の制限強化もありハイテク中心に下げ

米国市場概況

 

 

 

 

相場へのコメント

 

米国はCPIを翌日に控えて様子見ムード。

米政府の対中国への投資規制強化が影響かハイテク中心に下落。

 

www.nikkei.com

 

8月は米国株が弱い月として知られていますが、月初からみるとナスダック総合が4.35%安となり、S&P500が2.64%安とダウ平均1.12%安。

フィッチの米国債格下げ、ムーディーズの地銀株格下げ、米政権の対中規制強化など先月にあまり想定されていなかった悪材料が畳みかけている印象。

1つの材料は相場を崩壊させるほどでなくても、弱い月だと知っているから買いが入ってこない状況。

 

明日はいよいよ注目のCPI。

ここまではインフレ鈍化が進んできたけど、今月は総合指数が若干の上振れの予想。

株式などはその動きも先取りして下げている気もしますが、結果が出たらどうなるでしょうか?

7月の米株市場がとても強かったので、高値で持った投資家がパニックなどになれば値幅の伴った下げが見られるかも。

米10年債利回りが4%に定着しているから、一段と跳ね上がると株には更にネガティブになるでしょう。

利上げについてFRBは「データ次第」というのが持論。

しかし短期データが上昇しているからと会合ごとに利上げを続けていたら、米経済は壊れてしまうでしょう。

市場が拙速な利上げ不安を抱えたらFRBは要人発言でコントロールしてほしいところ。

 

クレジットカード債務残高が過去最高を更新というニュースもあり、堅調に見える米国消費もそれほど頑強なものではないと思えます。

今回のCPIですべてが決まることはないけれど、インフレ鈍化が示せないときの市場反応注目したいと思います。