米国市場概況
米株は続落。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月3日
この日も10年債利回りが上昇し株式に重しに。一時4.198%と昨年11月以来の高水準となった。
しかし指数はプラス圏となる場面もあり、終値の下げ幅としては小幅。
引け後の決算で時間外株価Amazon7%上昇、アップル2.5%下落。
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セクターで最も上昇したのはエネルギー。サウジアラビアが7月からの自主減産を9月も継続を決定し、ドル安もあり原油価格が上昇した
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月3日
CNBCがバフェット氏が「米国格下げは心配しなくて良い」と発言したと報じた。
10年最利回り上昇要因は、経済堅調、国債発行増加、日本機関投資家の米国債離れ懸念等。
相場へのコメント
米株は続落となったものの、前日の急落の勢いは途切れた印象がある。
この日は主要指数は日中プラスになる場面も見られたが、引けには結局小幅に下落となった。
10年債利回りが更に上昇してしまったことは、ハイテクや高配当株の重荷となった。
10年債利回りが一時、前日比0.11%高い4.19%と、昨年11月以来およそ9カ月ぶりの水準に上昇した。
一方短期2年債などは減少しており、FRBの利上げを見込む確率も低い(18%)まま。
この動きに影響されてかドルは下落している。
金融政策の影響を受けやすい2年債を買い戻し、需給不安のくすぶる長期債を売る動き。
10年債利回りが2年債利回りを下回る「逆イールド」現象は急激に後退。
7月下旬に1%を超えていたスプレッドは3日に0.7%前後まで縮小。
週間の新規失業保険申請件数は市場予想と一致し前週からは小幅な増加。
前日に7月ADP全米雇用リポートは混乱を増したが、こちらは変動が見られなかった。
市場は明日の雇用統計に注目している。
ISM非製造業景況感指数は52.7と市場予想(53.3)を下回るも、好不況の境目とされる50は上回った。
米経済は堅調さを維持していると言えそう。
フィッチの格下げについてはバフェット氏が「心配は不要」と発言したとCNBCが報じたとのこと。
注目のハイテク2社の引け後の決算
Amazonは時間外7%の上昇、懸念されていたAWSが予想以上に好調だった。
Appleは1株利益、売上高とも予想を上回る結果に。ただ、iPhoneやiPadの売上高は予想を下回った。株価は時間外で2.5%の下落となった。