米国市場概況
2023年8月2日の米株は下落。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月2日
フィッチの米国債格下げが波乱を呼んだ。ADP雇用統計が市場予想を上回ったこと、米国債の発行が予想を上回ったことで米長期金利上昇も株にマイナスに。
アップル、アマゾン決算前なことも利益確定を誘発。
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フィッチの格下げについてイエレン財務長官は改めて非難。市場でも2011年のS&Pの格下げとは経済環境が異なるため、影響が長引くことは無いとの声が多い。ただ、投資家の活動が鈍る8月という発表タイミングは意外だったようだ。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月2日
VIXは16ptに急騰した。 pic.twitter.com/iD70nsz4eh
相場へのコメント
米株は下落した。
久しぶりにVIX上昇を伴った大幅下落となった。
VIX上げたといっても16pt台で昨年の感覚からすると、全く脅威を感じない状況ではある。
ここから上げに勢いがついて今週20ptとかまで駆け上がると恐怖感が一気に高まりそうだ。
やはり一番の話題はフィッチの格下げ問題だったように思う。
ただADP雇用統計や米国債の発行が予想を上回ったことによる金利上昇の影響も大きいようだ。
ハイテク株が特に下げたのは金利上昇と明日の引け後のアマゾン、アップル決算前ということもあるだろう。
昨日は堅調に上げ続けてきた相場の利益確定売りの口実となった要素もあるようだ。
金曜の雇用統計前にADPがまた先月に続いて市場を騒がせた。
必ずしも雇用統計の傾向と連動しないこの指数は不要に市場を混乱させる要因だと常々思っている。
雇用が堅調なことはソフトランディングを期待させるのだが、堅調な経済はFRBの利上げ姿勢継続を強めてしまう懸念がでる。
米国債の発行額が予想以上に増えた情報と相まって金利上昇につながった。
フィッチの格下げは市場を揺さぶったが、市場を破壊するほどのインパクトは感じない。
ここからのアップル・アマゾン決算、雇用統計を上手く乗り切れば織り込まれていくのではないだろうか。
イエレン財務長官は再度フィッチの判断を否定している。
セクターではコミュニケーションとITが2%超の下落となた。
GAFAM中心に良く下げた。
AMDは時間外で決算好感されていたが、結局7%台の下落となった。
AIが進展する株高も一服という状況かもしれない。
まずは明日の引け後アップル、アマゾン決算を見たい。