米国市場概況
米株は続落。雇用統計を受けて今週警戒された長期金利は低下したが、後半にかけて主要株価指数は下落して引けた。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月5日
決算反応ではAmazon上昇もAppleは下落。
週間では、ダウが1.11%安、ナスダック総合は2.85%安、S&P500が2.27%安となった。
S&P 500 Map https://t.co/gDm6XspjpF via @FINVIZ_com
雇用統計の結果は非農業部門雇用者数は予想を下回るもの、失業率は予想より改善し、平均時給は予想より上昇の好悪入り混じる内容。見方は分かれるが最終的に米金利は低下となった。今週の急上昇の反動の動きもありそう。
— ぽろ (@champoro1) 2023年8月5日
前日のAmazon決算買い期待よりも、アップルの売り失望の方が大きかった印象。 pic.twitter.com/MY14uqM1D5
相場へのコメント
米株は続落となった。
この日は注目の雇用指標である雇用統計が発表された。
非農業部門雇用者数
結果 18.7万人
予想 19.9万人 前回 18.5万人(20.9万人から修正)
失業率
結果 3.5%
予想 3.6% 前回 3.6%
平均時給
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
結果 4.4%
予想 4.3% 前回 4.4%(前年比)
結果が好悪入り混じる格好となったので、金利やドルの方向は明確には出ないかもと思ったが、結局は金利安ドル安となった。
今週は金利の突発症状に悩まされてきたので、株式には追い風かと思ったが中盤以降主要指数は下げに転じてしまった。
ここの判断は難しいのだが、前日のApple決算の悪影響かもしれないし、株を高値で勝ってしまった人が先高感を持てずに投げたからかもしれない。
来週にはCPIが控えているので、それを待ちたい人が買いを止めたのかもしれない。
解説ではあまり触れられていなかったが、個人的に厳しいと感じたのが指数の上昇だ。
場中には低下していたのだが、引けにかけて急上昇となった。
8月と9月はボラティリティが高まり、株式には向かい風の月とされる。
月初からフィッチの米国債格下げという想定がいイベントが出てきて、そのシーズナルを実現するコースに入っている様子だ。
不自然に低位で安定してきたVIXが抑えきれず噴き出した点は、来週からの相場が楽観的に見られていない動きと言える。
Appleはー4.8%だった。
発表した決算内容に加え、先行きネガティブな点がマイナスに見られたようだ。
ドル高の原因も大きいようだが、継続的なドル安が見られない限り株価は上昇が難しいような気がする。
今週はフィッチレーティングが材料となり、相場の変動が大きすぎた。
指数全体が動く中で決算が山場を迎え、個別株も動いて正直見切れなかった。
今週でSP500企業の85%ほどが決算を終えているので、来週からは多少落ち着いてマクロ環境なども判断ができるだろう。
来週の相場は落ち着いてほしいが、CPIもあるので金利やドルの動きに対する警戒は強そうだ。
バカンスシーズンで夏枯れともなり、相場の変動が大きくなる可能性が高そう。