個人投資家 ぽろ 相場日記

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2023/07/12【日本市場】日経は為替が円高方向に振れたことで力なく反落 今晩の米国CPIでのドル円反応に注目

 

寄り前

 

champoro.hatenablog.com

 

 

 内閣府が12日に発表した5月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標であ
る「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比7.6%減の8314億円。
市場予想は同+1.0%であった。

 

前場後場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大引け

 

コメント

日経平均は昨日が冴えない展開で、CPI前の今日も同じ雰囲気と予想していたが、想像より弱い結果となった。

 

今日は円高が進行してしまい、日経は開始30分ほどで32,000円割れ。

今晩の米国CPIが鈍化傾向を示す見通しからドル高一服の見方が強く、日銀会合でのYCC修正懸念も燻る。

CPI通過しても日銀会合が終わるまでYCC修正懸念は払しょくできないだろうから、今月は為替面からのサポートは期待できなさそう。

せめてCPI通過しても140円に戻るなどあれば、日経TOPIXのサポートになるかもしれないが。

 

 

取引前の機械受注統計は予想より弱い結果となった。

このことはあまり材料視されなかったようだが、相場が弱気になると下げの理由を探しはじめる。

今後の経済指標が悪い場合には悲観が強まる可能性がある。

 

 

「騰落レシオが低い」「空売り比率が高い」と反発が起きてもおかしくない状況なのだが、トレンドが続くと机上の空論通りにはことが運ばない。

行くところまで行かないと反転しないのは、5月6月の相場上昇局面でも見られた展開。

 


米国が上昇しても上がれない日経平均

先月までの逆回転を止めて反転に生じる材料が出るのか、日柄で調整するのか。

売買代金が様子見ムードもあるが徐々に落ちてきている印象もある。

このまま夏枯れ相場に突入すると思うと、上昇機運はさらに萎んでいくかもしれない。

 

 

本日の米国市場見通し

 

今晩は21時30分に注目のCPI結果発表。

事前予想では鈍化を見込んでいるので、実際に材料が出た時に反応がどう出るか。

まさかの上振れは無いと思うのだが、コアCPI辺りが予想より鈍化しないと一波乱はあるかも。

 

他にはMBA住宅ローン申請指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)などが発表予定。

 

物価面から利上げ見通しが低下すれば金利低下から株高(特にハイテク)の流れが加速する可能性がある。

金利とドル高がピークをつけたような価値になっており、その傾向が一層強まるのかを確認したい。

明日にはPPIも控え、週末には金融の決算があるので大胆には動かない気もするが、市場が楽観的になれたら先高感は強まりそうだ。

 

原油価格が上昇トレンドとなりそうな雰囲気となっている。

こちらが上方向に走るとインフレ懸念が台頭してくる点は懸念点だろう。