※末尾に記載の注意事項をご参照の上、本記事の閲覧をお願い致します。※
マーケットで注目の材料(中長期)
■米国の長期金利の上昇■
- 米景気が好調でFRBが政策金利を「より高く・より長く」のスタンス
- 米中長期債の発行規模拡大に伴う需給悪化
- 政局混迷に伴う信用リスクの高まり(つなぎ予算成立で政府機関閉鎖を一時的に回避中、10/11スカリス共和党院内総務が下院議長の指名獲得で近日中に議長投票か)
■中東地政学リスクの高まり■
- イスラム組織「ハマス」によるイスラエルへの攻撃を発端とした中東情勢の混乱
- 「ハマス」への支援有無によりイランに原油輸出規制強化の可能性
- 石油輸送回路の遮断リスク
- 中東からの原油供給が変動する可能性
■その他■
- 世界的なインフレ
- ウクライナでの戦闘長期化
- 米中対立
株式市場
S&P500/ナスダック 見送り
2023年10月11日
— ぽろ (@champoro1) 2023年10月11日
米株は4日続伸。寄り付き前のPPIは予想を上回ったが、市場反応は限られた。この日も米金利が低下し、株式が選好される状態が続いた。
FOMC議事要旨の前後で指数は一時マイナスも切り返して終了した。
翌日のCPIを控え様子見も。
S&P 500 Map https://t.co/God96QTbVR via @FINVIZ_com
ナスダックは1ヶ月ぶりに50日移動平均線を上回って終了した。
— ぽろ (@champoro1) 2023年10月11日
FOMCの議事要旨で参加メンバーは追加利上げを支持。ただし、慎重に進める姿勢も示していた。ここ最近のハト派発言もあり、11月FOMCでは金利据え置き確率が高いと市場は見ている。
中東情勢は注視継続も、この日は原油価格は大幅下落。 pic.twitter.com/1BOMNWojuC
昨日も米国株は上昇して、米金利は低下。
PPIは予想を上回ったが、ネガティブな反応は無かった。
PPIの伸び率が前月から下げていること、上昇要因がガソリン高であることなども影響した模様。
米金利低下がより材料視されリスクオンムードが続いている。
FOMC議事要旨は大半の参加者があと1回の利上げを望んでいる。
ただし、この先については慎重に進めるという姿勢だという。
先週からの参加者のハト派よりな発言と併せて、11月は金利据え置きと市場は見ている。
ロングを継続したいトレンドだが、株上昇と金利低下が急速ではあり。
CPIが材料出尽くしとなる可能性もあるので「見送り」としたい。
CPIを無難通過できれば、株買いの姿勢が更に強まるだろう。
懐疑派のショートの買い戻しを誘発できれば大幅高の可能性もある。
日経平均 見送り
2023/10/11
— ぽろ (@champoro1) 2023年10月11日
日経平均は続伸。終値は189円高の31,936円。
米長期金利低下を好感しグロース株が買われたが、半導体株などが中心でマザーズ指数は売られた。プライム市場のバリュー株には売りが多くTOPIXは前日比マイナスに。
日経は32,000円到達も留まれず。今晩のPPI、明日のCPIで様子見も強いか。 pic.twitter.com/2C6TPpKv9O
前日の日経平均は続伸した。
と言っても上昇は日経だけでTOPIXとマザーズは前日比マイナス。
グロースの中でも半導体だけが買われて、新興のマザーズなどには買いが入っていない。
32,000円は到達も夜のPPIや翌日のCPIを前に様子見。
買い上げていくほどセンチメントは良くなかったといえる。
今日もCPIを米国で控える中、動きにくいだろう。
結果を受けて米金利が上昇する可能性がある以上、米株が上がるのを見なければこれ以上は買われないと見る。
投資判断は「見送り」を継続。
米国株は上昇し日経先物は32,020円と上昇して終えている。
上昇した場合25日の32,325円あたりが重要な水準と意識されそう。
今日の段階で超えていく強さは無いように思える。
FX
ドル円 ショート
CPIで見送りしたいところだが、「ショート」継続。
CPIに反応して150円に到達すれば、為替介入が意識されるだろう。
ユーロやポンド、オージーの反応見る限り「ドル高一服」なのだがドル円に関しては、ドル買いが底堅く入ってきている。
「ショート」ではあるが150円突破が無いだけで、円高はそれほど進まないかもしれない。
ユーロドル 見送り
CPI通過を待ちたい。
ポンドドル 見送り
CPI通過を待ちたい。
豪ドルドル 見送り
CPI通過を待ちたい。
コモディティ
金 見送り
トレンド的にはロングなのだが、CPIがあるので「見送り」
急速に下がった金利がイベント通過で、逆回転で上昇するリスクもあると思っている。
原油 見送り
前日は大きく下落となった。
中東情勢リスクはあるも、原油供給にまで悪影響はないとの見方が増えてきている。
しかし、まだ不安定であり方向感は分からないと思えるので「見送り」。
ここから一段下げて80ドル割れが見えたりすると、OPECが口先介入するのではないかとも思っている。
そうなると下値は堅いかもしれない。
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