ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023年6月16日【日本市場】岸田首相の解散見送りで下げるも日銀緩和維持で反発 14時から強い買いが見られる

寄り前

 

champoro.hatenablog.com

 

 

前場後場

 

 

 

 

 

大引け

 

 

 

  • 日経平均TOPIXマザーズ指数が年初来高値を更新
  • 東証が昨日発表した投資部門別の株式売買動向によると、海外投資家は現物と先物合わせて約1兆4100億円の買い越し 買い越しは11週連続
  • 本日前場は利益確定売りが優勢となったが、後場の14時過ぎの買いは先週までの買い主体が今後も買いを入れていくサインか

 

コメント

日経平均は米国株高を好材料視できず下落スタート。

これは昨日の引け後に岸田首相が解散総選挙を否定したことが原因だろう。

昼休みに日銀が金融緩和の現状維持を発表し後場は寄付きから上昇。

しかし後場寄り水準で停滞感が漂った。

結局14時からは強く買われる日経平均が戻ってきて、年初来高値を更新して終えた。

 

今週は解散総選挙が本日発表されるのではと期待が材料となったのだが、昨日にあっけなく岸田首相が否定。

その分の下げが前場にでたが、後場に結局買いに紛れてしまった。

昨日の後場から日経もひと段落という雰囲気が出てたが、まだまだ強い相場が続くようだ。

 

週明けは米国市場が休場。

今晩の米国市場の終値ぐらいしか材料は無さそうだが、本日の14時以降の値動きがある限り下値は堅く上値は追えるセンチメントが続きそうだ。

 

金利低下を受けてマザーズが強い。

FOMCFRBは2回の利上げを見込んだのだが、実質利上げはできないと米市場は見做しているようだ。

そうであれば米金利はこれからまた低下圧力が続くだろう。

マザーズが米金利低下に連動して上げているか注目したい。

 

 

本日の米国市場見通し

 

今晩の米国の経済指標は23時に6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値。

期待インフレ率の数字に注目が集まる。

 

またFRB高官の発言が再開する。

市場はFRBが2回も利上げできないと見透かしているが、要人発言に実際にどんな反応をするか見ものだ。

 

昨日のECBのタカ派姿勢が鮮明になったことでユーロ高ドル安となっている。

この傾向が週末前に加速するのか一段落するのか見ていきたい。

ポンドも豪ドルも金利差縮小が見込まれドルに対して上昇しているが、ドル円だけは金利差拡大が意識されドル高円安となっている。

 

本日は株価指数先物・オプション、個別株オプションなどの最終売買日が重なるクワドルプル・ウィッチング。

今週はセンチメント改善で楽観ムードが漂っているが、売買増加の思わぬ動きには注意が必要か。

 

週開けの月曜日は米国が祝日の為休場となる。

3連休前の取引で利益確定売りが出るか、買いの雰囲気が衰えずに底堅く推移するかで米国投資家のセンチメントが測れそうだ。