ぽろの投資日記【相場コメント】

相場の概況や思ったことを日々更新します。相場概況、個別銘柄やニュースへの意見はあくまで個人の意見であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は各自で責任を持ってお願いします。 記事に記載のURLには商品の紹介や仲介料が発生するものが含まれる場合があります。(Amazonアソシエイトリンク等)

2023/09/22【日本市場】日銀会合を通過するも総裁会見を控えて回復しきれず 日経平均は週間で全敗して1,130円安

寄り前

 

marutopeke.com

 

 

 

前場&後場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大引けとコメント

 

 

 

日経平均は4日続落となった。

今週は祝日もあり4日立ち合いだったが、全敗となった。

 

日銀は金融緩和政策を維持したことから、後場には安心感が広がった。

しかし引け後に植田総裁会見があるため、見極めようというムードから買いは控えられた。

 

現在19時前後でこの文を書いているが、植田総裁の会見は無難に通過した。

ドル円は148円台となり、日経平均先物は32,360円。

現物市場なら32,500円を回復している状況となっている。

 

今日の日経引けを見ていると25日線割れで、パラボリックも陰転している。

しかし引けの日経先物の動きを見ていると、崩れずに堪えている様子だ。

 

もっとも今晩の米国が崩れてしまえば、月曜日はまた下げとなるだろう。

 

ドル円は148円で円安ではあるが、ここから150円は政府の介入思惑もあり難しいように思える。

現状でドル高円安の見込みなら、会見通過後の現在「ドル買い円売り」の動きが顕著に出ているはずだ。

 

これ以上の為替サポートは期待できないかもしれない。

日本国内で円安弊害の意識が強まっている現状で、これ以上の円安は歓迎されないだろう。

米金利上昇が警戒されているとはいえ、日本の緩和姿勢も引き締め方向しかなく円安一辺倒とはならないだろう。

 

 

中銀ウィークの今週は週間で1,130円安とひどい状況になった。

来週は権利落ちやTOPIXリバランス、日経平均銘柄入れ替えなど需給イベントが多数。

上も下もありそうで、落ち着かない相場が続きそうだ。

 

本日の米国市場見通し

 

前日はFOMCのタカ派姿勢を引き続き嫌気した。

米10年債利回りは4.5%付近まで上昇し、ハイテク中心に下落。

 

 

本日の経済指標は22時45分に9月製造業/サービス業PMI速報値

 

 

この時間WTI原油は90ドル台に回復している。

こういったインフレ懸念を強める材料はあるが、今週は金利高と株安が進んでいる。

週末の今日あたりにリバランスまで行かないとしても、下げ止まりを期待したいところ。

 

FRB高官の発言が複数ある。

今ここで敢えてタカ派姿勢を振り回されると、市場はもう一段下げるリスクもある。

しかし、経済破壊が目的でない限りは「データ次第」という無難な発言をするのではないかと思っている。