前日の米国株相場
3指数はそろって最高値更新 テスラは熱狂継続+8.19%
トランプトレードとFOMCを通過しての楽観ムードが続いた。ダウは44,000ドル台、S&P500は6,000pt到達の場面もあった。その節目を超えた場面では利益確定が強まったが、高値からは売られて引けている。ナスダックは終日冴えなくて前日終値付近。テスラ+8.19%高とトランプトレードが止まらないが、他のマグ7は冴えない。SOXも-0.82%と半導体銘柄も一服という状況。セクターでは公益や不動産が強く、これらは週間のリバランスやこの日の金利低下が要因か。今週堅調のハイテクが利食いにあっても、他が補完して指数が上昇を続ける強い状況にある。VIX15pt割れ。
欧州は中国の景気刺激策の期待外れもあって崩れたが、米国には目立った悪影響は見られなかった。(そもそもトランプ大統領の中国や欧州への関税が将来不安を与え下落要因となっている)
Fear&Greedは61と中立から少し強欲という感じ。それほど前のめりにはなっていない印象。この日の取引でもダウやS&P500の節目で利益確定が起きていて、各投資家それぞれ熱くならずに動いている印象。来週の取引で節目を突破していく動き見られるなら強欲の上限75を目指していくだろう。
昨日は欧州株が総崩れとなった。
全人代後に出てきた経済対策が不十分と見なされ期待外れだった模様。トランプ氏で関税問題などでも先行きは暗く下げを加速させたか。米株も奮わなかったが、欧州のこのマイナスを見ると温度差を感じてしまう。ドイツの連立政権の崩壊の影響もあるかと思ったけど、むしろドイツの下げは軽い方。
関連ニュース
【市場反応】米11月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は予想上回る、ドル買い | 市況 - 株探ニュース
指数の動き
トランプ大統領に決定の時から堅調だったハイテクの立役者はマグニフィセント7だったが、この日はテスラ以外は活気が無かった。テスラはトランプ大統領に深入りしており、週間で株価が+29%と大幅上昇している。
セクターでは金利低下の影響か、今週のポジション調整か公益や不動産が堅調だった。
SOXは-0.82%と一服という状態。
1 公益事業 +1.79%
2 不動産 +1.66%
3 生活必需品 +1.45%
4 一般消費財 +1.23%
5 資本財・サービス +1.01%
6 金融 +0.77%
7 ヘルスケア +0.70%
8 エネルギー +0.44%
9 情報技術(IT) -0.34%
10 コミュニケーション -0.66%
11 素材 -0.91%
米国株式・金利・商品市場
米金利は低下したが、ゴールドは下落した。リスクオンで安全資産で金が売られた可能性が指摘されている。急激に上げてから下げる場面などは、週間のポジション調整などもあるだろうか。
原油はハリケーンの脅威が弱まったことと、やはり中国から出てきた財政刺激策が表紙抜けだったのが需要減を想定させたようだ。
週明けのの日本株相場
米株は上昇も日経先物は下落した。
・中国の経済刺激策が期待外れ
・米金利低下でドル安円高
・SOX指数下落
などかな…先物スタートからずっと現物終値下回ってきたので、タイミング的には中国の景気刺激のガッカリが効いているか?
ドル円は米金利低下でドル安円高の展開。今週はトランプ次期大統領が誕生で急激に金利高・ドル高が起きたので、そのポジション解消などもある模様。しかしミシガン大学の11月米消費者態度指数は予想を上回り、ドルが買われる場面もあった。
関連ニュース
日経平均先物、夜間取引で下落 360円安の3万9140円で終了 - 日本経済新聞
Xへのポスト
発表されたのは地方財政の破綻を防ぐための財政政策だった。もっと需要を刺激する何かが出るかと思っていたが。これは肩透かし感出るのではないか。
— ぽろ (@champoro1) 2024年11月8日
中国、地方負債対策に210兆円 「隠れ債務」圧縮促す - 日本経済新聞 https://t.co/bFXgDT6NJj
「103万円の壁」問題が提示されたら厚労省が106万円の壁をぶっ壊しに来た。低所得者層の手取り増は阻まれ、従業員5人以上の雇用主負担はデカいな。社保は未納企業に結構容赦なく攻めてくる印象。
— ぽろ (@champoro1) 2024年11月8日
厚生年金、年収「106万円の壁」要件は撤廃へ 厚労省調整 - 日本経済新聞 https://t.co/h59lAmJzsS
今日も日経平均のPER(加重平均)は上昇したのであった。16倍が割高ではないのかもしれんが、割安とは思えん。 pic.twitter.com/q0V3GShLnJ
— ぽろ (@champoro1) 2024年11月8日
---------------------------------------------------
最新の株式指数チャート
今後の経済指標はこちらでチェック
---------------------------------------------------