ぽろの投資日記【相場コメント】

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【24/3/3】スーパーチューズデーに全人代と政治イベント 米経済指標は雇用関係が集中する週 日本はMSQ絡みの波乱の可能性

前日の相場コメント

最新の株式指数チャート等は下記URLから

https://sekai-kabuka.com/

■米国相場

米株はどこまで上がるのだろうか。

先週はナスダックとS&P500が史上最高値を更新して終えている。

とにかくハイテク周りが強くて、経済指標を受けた米金利反応は脇役である。

 

コロナの時は米国経済の立ち直りが世界で早くて驚いたが、発展する流れにおいても米国株が最強。

他の国は米国のセンチメントに乗っている部分が大きいように思う。

 

エヌビディアが高利益率を出している状況が続くとは思えないが、他のハイテク銘柄がそのシェアや地位を奪うのであれば引き続き米株が強いという気がする。

AIバブルの指摘する人は年始からだいぶ分が悪くなっているのではないだろうか。

 

経済は間違いなく世界一流だが、政治の世界ではどうだろうか。

今週はスーパーチューズデーで共和党の候補がいよいよトランプ氏に決定するかもしれない。

ヘイリー氏が諦めない姿勢を示して最後まで残っても、現実的に勝てない状況が見えくるだろう。

バイデン氏との対決結果がどうなるか分からないが、どちらが大統領に就任しても一番得をする国はもちろんアメリカだろう。

日本の株価上昇も凄まじいが、やはりすべての利益がアメリカに帰属していくと思うと米国株が世界で最も有利だという状況が続くと思われる。

 

来週の【重要イベント】メジャーSQ、ISM非製造業、米雇用統計 (3月4日~10日) | 市況 - 株探ニュース

 

5日(火)にスーパーチューズデーと中国で全人代が開幕。

共和党はヘイリー氏の動向によりトランプ前大統領の勝利が確定するかも。

中国では景気浮揚策などが出るのだろうか、中国景気の底割れ回避をしたいところだろう。

 

6日と7日にパウエル議長の発言がある。

7日にはECB理事会と併せて為替反応に注目。

 

経済指標は週間を通して雇用関連の指標が多い週になる。

6日にJOLTSとADP、8日に雇用統計。

 

為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、日米金融政策にらみ152円台トライも | 通貨 - 株探ニュース

今週は為替が変動あって面白いのでは。

米国の経済指標で金利とドルが動きそうだし、ECB理事会もある。

 

先週のドル円は高田日銀理事の発言で円高→からの金曜全戻し→からのISM製造業PMIで再度円高と荒い値動きだった。

東京都のCPIが全国CPIの先行指標になるから、久しぶりに日本の経済指標にも注目。

■日本相場

日本株はついに4万円台に到達しそうだ。

金曜日は39,990円と寸止め記録となったが、日中値動きでは節目を割らず寄り付きなどで突破するパターンが多いように思う。

高値を付けているので上値抵抗は無いが、ここまでの上昇ピッチが速すぎるので日中は二の足を踏む人も多いのだろう。

 

ひところは米国株無視し捨て上げる強さがあったが、先週はPCE価格指数前に米株が伸び悩みに同調していた。

今は米株は崩れたら崩れてしまうのではないだろうか。

しかし米国の経済は堅調そのもの。

ここから米株が崩れるとしたら政治、地政学などしかないようにも思う。

 

国内株式市場見通し:日経平均は未踏の40000円台を試すも、そろそろ調整入りか | 市況 - 株探ニュース

上がり続けることはないから「調整がある」といえばそうなのかもしれないと思う。

個人的には42,000円とかは抜くの難しいように今は思っているが、41,000円台なら今週のMSQ前に到達も可能では。

いまさら移動平均乖離率なんて気にして買いをやめるだろうか?

 

4万円をトライ、定着するか注目 循環物色でバリューしっかり=来週の東京株式市場 | ロイター

マイナス金利解除を見込んで4万円台ならば、本当に強い相場。

年始からのこれだけの急騰をもってして、売り急ぐ動きは見られない。

売りを仕掛ける勢力はコリゴリといった感じだろう。

 

■その他

米地銀NYCB、第4四半期赤字が当初発表の10倍以上に CEO交代 | ロイター

金曜の取引でNYCBが大きな下落となった。

1年ほど前に米地方銀のドミノ連鎖が株式市場を揺らしたが、その後忘れらた。

そして再度NYCBで市場は揺れるも、現在はリスク要因として買い控えとはなっていない。

よほどの悪材料が起きてしまうか、市場が弱気にならない限りは下げの主因とはならないと思っている。

 

物価目標実現、今のところまだそこまでは至っていない=植田日銀総裁 | ロイター

そのうえで植田総裁は「今年の春季労使交渉の動向は、その確認作業のなかでひとつの大きなポイントであるというふうには考えている」の認識を示した。
マイナス金利政策を巡り、3、4月のいずれかの会合での解除を予想する声が広がっていることの受け止めを問われ、植田総裁は「(春闘の結果が)ある程度まとまって数字が出てくるのは3月以降と考えている」とした。

3月は現状維持か?それ以降はいつ動きがあってもおかしくなさそう。

 

エヌビディア時価総額、終値で2兆ドル突破 デル好決算で物色再燃 | ロイター

米国企業の時価総額3位の座の定着なるか。

2位のアップルの背中は遠いので健闘してもしばらく3位で定着となると思う。

AppleはAIの波に乗れないことで評価下げが続いているから、まさかのアップルに肉薄するような展開が近々あるのかもしれない。

 

原油先物2%高、週間でも上昇 OPECプラスの決定控え | ロイター

原油は日々の値動きが日替わり材料で動いている印象だが、結局強い値動きとなっている。

強固な材料がない状況だが、OPECプラスの会合で流れが変わってくるのだろうか。

米国はインフレを抑え込んでいるが原油の価格が上がり続けるようなら、さすがにインフレ懸念が強まるだろう。