ぽろの投資日記【相場概況やコメント】

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あおぞら銀ショックから考える高配当個別株に突っ込むリスク

 

■高配当株買い勢への全体攻撃発生

2/1の日本の株式市場は9時のあおぞら銀行「衝撃リリース」から始まった。

 

あおぞら銀行【8304】、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も78円減額 | 株探ニュース

 

内容的には最終赤字に転落して下期配当見送り、という最悪の結果。

ホルダーにはきつすぎる内容で、これには激しい売り反応しかない。

当然のS安張り付きかと思ったのだが、結果的にその日に値が付いた。

事前に発注されていた下値での買い指値注文が次々ヒットしたらしい。

 

けど発表内容は最悪なので翌日も窓を開けて下落。

引け後に事情を知った人が翌日注文で投げたりしたのだろう。

 

■新NISAでは高配当株買いが多い

SBI証券店内のNISA週間買い付け金額(24年1月29日~2月2日)で、あおぞら銀行は2位にランクインしている。

 

当日の逆張りの買い判断もあったと思うが、大半の買いは事前に入れた指値約定した成果ではないかと思う。

その事前注文の買いはあおぞら銀の個別事業よりも、単に表面上の高配当狙いだったのだと思う。

 

 

2/6株探記事

明日の株式相場に向けて=新NISAで忘れられているリスクの概念 | 市況 - 株探ニュース

 

もっとも、あおぞら銀については一部の新規参戦組の個人投資家に少なからぬダメージを与えているようだ。「(証券会社によっては)新NISAの個別株買い付け上位にあおぞら銀がランクインしている。紛れもなく高配当利回りに目をつけたものだが、これが今回最終赤字に転落し下期配当を見送る形となったことで、同社株を買った個人はインカム、キャピタル両面から損失を被ることになった」(ネット証券マーケットアナリスト)とする。

 新NISAの成長枠投資で実際に成長株を買う動きはまばらで、高配当のインカムゲインを主軸に考える投資家が多い。だが、業績が堅調で配当利回りの高い銘柄であれば安心というのは幻想である。やはり個別株への投資は、銘柄に関係なく同等にリスクがあるということを肝に銘じておく必要がある。それを出来る限り緩和したいのであれば、分散投資を徹底するか、もしくは投信を選ぶよりない。「新NISAでは投資初心者も多く、意中の企業の株式を保有するという目的だけが先に立って、株価は二の次で高値に買い付くケースが多い」(同)という。銘柄の選別も重要だが、それ以上に株式投資はタイミングが肝要だ。リスクを取らないリスクというのは個人投資家にはない。焦る必要はゼロである。

 

あおぞら銀は知名度も親近感もそれほど無いのではないかと思うが、配当などのランキングで選択されたのではないか。

銀行という業種も浮沈が少なく安定しており、日銀の緩和修正という今後の長期的な追い風もポジティブに捉えられたか。

 

高配当の人気トップは配当方針も好感できるJT株なのだが、さすがに年初からあがりすぎているように思える。

他の高配当銘柄リストから注目されたのがあおぞら銀行だったのかもしれない。

 

つみたて投資枠では「オルカン」や「S&P500」を買い、成長投資枠ではインカムゲイン狙いで高配当株が好まれているようだ。

「成長投資枠」という名称とは違う動機の保有になっているが、旧NISAのように5年縛りもないので、配当狙いの長期保有戦略もありだろう。

 

 

■個別株のリスク、今回のようなことは今後も起こる

あおぞら銀の米国不動産リスクは昨年にも報道されていたらしく、事情を知っている人は高配当でも手を出さなかっただろう。

今回のは株価0円になるというリリースではないし、引き続き長期で配当目的での保有戦略もあるのだろう。

ただインカムゲインということで見ると、少なくともこの1年程度はリターンは望めないのではないか。

 

 

株探の記事にあるように、今回みたいなことが怖いなら「投信」もしくは個別株を「分散」するしかないだろう。

 

個別株を高配当だけでスクリーニングして上手くいくこともあるが、今回のようなこともある。

投資は勝てば官軍だから滅茶苦茶な投資戦略でも間違いだとは決めつけられない。

しかし、あおぞら銀の教訓から学ぶことはある。

自分の投資姿勢がリスクを抱える安易なものではないか、検討する良い材料のように思える。