ぽろの投資日記【相場コメント】

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【2024年1月24日】日本の相場はやはり海外投資家が動かしている感

相場は誰も先行きを予想できないが、動かしているのはやはり海外投資家か

日銀会合結果は無視されていたが、終わってみれば指数を揺らした

 

www.nikkei.com

 

日銀会合は無風通過との意見が1月初旬から出ていて、結果の出る当日の午前の取引まで本当に誰も何も気にしてないような値動きだった。

さすがに「無風扱いされすぎじゃない?」と思ったのだが、後場に上げスタートからの急失速が発生。

 

ちょうど日経平均が37,000円に届こうかというところから旧失速。

前日終値を少し割れるぐらいのところまで下落となり、前場の上昇幅を全消去した。

織り込んでいた日銀会合というイベントが通過したところで、「事実で売る」動きに利益確定売りが重なっての急失速となったか。

 

無風通過扱いされていたとはいえ、さすがに中央銀行イベントは影響が大きいと改めて認識した。

 

37,000円の壁? 会合後に高値は削るが前日終値は保つ

37,000円に弾かれたように見える値動きで、相場解説もその点を指摘するものが散見された。

ちょうど上ヒゲもつけたので目先の天井感が漂う。

 

ただ先週前半に36,000円で同じようなことが解説として言われていた。

結局TSMCの好調な見通しで36,000円の壁は1週間程度で簡単に突き抜けた。

材料のポジティブな面に注目する投資家心理となっているため、37,000円の壁もあっという間に達成されるかもしれない。

 

ちなみに旧失速したが前日終値付近で踏みとどまった。

高値から安値まで550円以上下落していても、その日上げた分失うぐらいなら否定的な見方は強まらないだろう。

 

相場の先行きは予想できないが、海外勢にコントロール権があるように思える

37,000円にに肉薄した1/23の相場が目先の高値なのか、年間の高値なのか誰にも分からない。

 

日本のメディアを見ていると日本人は年始からの動きに戸惑いまくっていて、引き気味で相場への興味を失っているように思える。

先週に1月第2週の投資家売買動向が出たが、海外投資家が買い、個人投資家は売っていた。

【投資部門別売買動向】 海外投資家が2週連続の買い越し、個人は5週連続の売り越し (1月第2週) [速報] | 市況 - 株探ニュース

 

前週である1月3週も「海外買い、個人売り」の組み合わせかは結果が出ていないので分からないけど、上げているところを更に買っていく投資行動は海外勢が主導しているように思える。

日本の(特に個人が)一斉に買う時は、海外勢が売り浴びせてくるような気がしてならない。

 

1週間後の売買動向を気長に待っている態度では、週間で1000円ぐらい上がってしまう。

海外勢のノリの良い上値を買っていく姿勢と、利益確定や逆張り思考の相場に慎重さをもとめる日本の個人投資家層の違いが表れているように思える。

 

なんとなく今の落ち着かないペースで指数売買したくないのだけれど、取り残される恐怖は感じてしまう。

 

相場環境へのコメント

米国相場

米国主要3指数は高安まちまち。

ダウのみ下落でナスダックとS&P500は4日続伸。

ナスダック100は4日連続で終値の最高値を更新した。

 

特に重要な指標は無く、FRBはブラックアウトで発言もない。

決算発表の織り込みが淡々と進んでいく。

ダウはスリーエムの下落寄与が大きく前日の38,000ドル台を割れて着地。

 

時間外ではネットフリックスのが決算が会員数の大幅な伸びにより、8%高となっている。

10年債利回りが4%台に乗る状況は続いているが、ハイテク中心に指数は強さを見せている。

Fear&Greedは73で75からのEXTREME GREED直前。VIXは5%近い下落で12.55と低下して投資家に楽観が戻ってきている印象。

 

 

 

 

 

日本相場

ダウは下落したがエムスリーの個社要因が大きかったし、ハイテクは堅調でSOXも上昇しているから地合いは崩れないだろう。

かといって大きく上げる要素も見られない、ネットフリックスは関連する同業が日本にはないので影響も限定的だろう。

 

日中の動きは分からないが、年始からこれまでのように買いあがっていく局面になる可能性は低いのでは。

年始から前日までの日経平均は3,000円ほど上がっており、反動安も当然ありそうだ。

安くなる局面では買い遅れた投資家の買いが入ると見られ、大崩れは起きにくいと想定している。

 

日本時間24日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は下落し、3月物は前日の清算値と比べ70円安い3万6470円で終えた。

 

その他

単純な値上がり益目的の投資行動ではなくて、中国国内から海外への資金流出と重なって過熱どころかバブルになっている様相。

投資家の操作画面から「買い」ボタンが消失ぐらいまでのことは起きても驚かない。

 

 

トランプ氏再選に身構える世界各国の首相。

起こりうる現実として想定するものよりも、斜め上のことをたくさん繰り出してくるから毅然としつつ柔軟に交渉する姿勢がもとめられるのだろう。

ぶっちゃけ気苦労が増えて面倒くさいと思う。