真面目に取り組んで、メンタルやられたりするのが一番ダメ
相場なんて雰囲気でどうとでもなることを示した23年末~24年始
株式投資を始めたころは相場情報に真面目に向き合っていたんだけど、指数とかの動きを見ていると「真面目に取り組んでも仕方がないな」という考えに至りました。
相場解説は後講釈です。
きれいに説明されることがあると深く納得することができてしまいます。
なので「正しく考えれば相場予測ができるんじゃないか」と思うのですが、出来事に対する解説はできても、予測の方はそう簡単にいかないんですよね。
解説の後講釈は答えを見てから解説考えているから、それなりのことが言えます。
そして既に終わったことだからみんな厳しくは精査しない。
実際にその理由で動いたかは厳しくは問われないんですよね。
23年末と24年の年始の動きについて振り返りましょう。
24年は年始から日経平均TOPIX共に爆上げが始まり投資家は驚きました。
23年末から何か経済や相場環境が大きく変化したことがあったのだろうか、というとプラスになるような強烈材料はなかったんですよね。
23年末より投資家心理が改善して「買い」が多くなったからこうなった。
その買いを「新NISA」とか「チャイナマネー」とか出どころを語ることは後にできるけど、売り方のショートカバー誘発で上昇した側面もあり偶然の結果でここまで上がったと思います。
純粋な買い方が材料に基づいて買った値幅ではなくて、いろいろな要素が絡み合って結果的に買いが殺到しての大幅上昇でした。
とにかく無茶苦茶な世界だから根を詰めてはいけない
24年の日本株が上がると思っていた人も、年始にこんな強烈な極端上げは想定していなかったでしょう。
なので相場の基礎条件とかある程度の先行きを想定して備えることは大事なんですけど、あまり真面目に相場に取り組んでもいけないんですね。
「またバカな動きになったな~」ぐらいでボラ高いから取引ロットを減らそうとか、冷静に眺めるように気持ち切り替えることが大事です。
急騰に反応して「何も条件変わっていないのに、こんな上げすぐに下がる!」などと年始から売り方やっていたら、年始から15日程度で損害とメンタルは相当やられていると思います。
相場なんてコリゴリと思って、もう引退しているかも。
とっさの判断で売り方に回るのもトレードの一つの手ですが、分けわからん相場には熱くならずに、いったい何の条件がこの上げをとか分析しすぎずに、傍観モードというか呆れているぐらいが長く相場をやっていくコツだと思っています。
相場環境へのコメント
米国相場
米株は3指数が上昇。
TSMCの業績見通しが強気なことを好感し半導体関連が大きく上昇。
Appleがアナリストの投資判断引き上げを受けて3%超上昇したことも追い風となった模様。
3指数とも引けにかけて上げ足を強める良い引け方で取引を終えた。
新規失業保険申請件数は市場予想より強く、10年債利回りは低下したがハイテク株高により金利上昇では崩れなかった。
ここにきてハイテク株がまた強くなったのは驚きですね。
半導体は生成AIが市場が見込むより更に強い材料なのかもしれない。
Appleは投資判断を引き上げる会社も出てきました。
iPhoneの売上に楽観的な評価が原因のようです。
正直今年の待つぐらいに発売の端末の販売状況をいまから正確に予測できるかというと疑問ですね。
投資判断が下げばかり出てこなければ、ハイテク全体が強ければiPhoneの材料に関わらず上げていけるのでは。
日本相場
日本株は米国のハイテク株高の恩恵を受けて、36,000円台を回復して始まりそうだ。
SOX指数が3%超と大きく上昇しているので、東京エレクトロンやアドバンテストなどが日経平均を押し上げそうだ。
今週は36,000円に到達したが維持できず上ヒゲを付けている。
週末の本日にこの水準で値を保つことができれば、投資家心理にはポジティブとなるだろう。
19日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇し、3月物は前日の清算値と比べ480円高い3万6070円で終えた。
その他
奪われていた金利が戻ってくる予兆から銀行に変化。
去年は「定期預金の云々」ていう案内をよく見ました。
投資となると及び腰の人も預金なら安心して預けそう。