今週の週間見通し
11/12にURL記載します
マーケットの注目材料
米国相場
米ミシガン大学が10日発表した11月の消費者信頼感指数(速報値)は60.4と、前月の63.8(確報値)から低下し、5月以来の低水準となった。低下は4カ月連続。市場予想中央値の63.7も下回った。
現況指数は65.7と、前月の70.6から低下。期待指数は56.9と、59.3から低下した。共に5月以来の低水準となる。
1年先のインフレ期待は4.4%。2カ月連続で上昇し、7カ月ぶりの高水準となった。
5年先のインフレ期待は3.2%。前月の3.0%から上昇し、2011年3月以来の高水準を付けた。
日本相場
本日の投資日記
米国相場
2023年11月10日
— ぽろ (@champoro1) 2023年11月11日
米株は大幅に反発。前日はパウエル議長のタカ派発言を警戒して下げたが、この日は再び買い姿勢となった。全11セクターが上昇。
週間ではダウが+0.65%、ナスダックが+2.37%、S&P500が+1.31%と3指数がそろって2週続伸。
S&P 500 Map https://t.co/Xx69sM6c9O via @FINVIZ_com
原油は売られすぎの反発か、株式とともに上昇。
— ぽろ (@champoro1) 2023年11月11日
米金利は場中に下げて引けにかけて上昇したのだが、前日から上昇しなかったことが評価されたか。
むーでぃーずが米国債の格付けを見通しを「ネガティブ」に引き下げたが、週末もあってか悪影響は限られた模様。
VIX指数は15pt割れとなった。 pic.twitter.com/G1Xu9Y0lvN
米株は大幅に反発した。
前日はパウエル議長のタカ派発言で下げたのだが、一晩明けたら気にならなくなったようだ。
今の相場が相当強いか、10月の派手な下げの買い戻しが強く入ってきている可能性がある。
「年末高ラリーを期待している」という解説もあったが、明らかに上昇ペースが早すぎる気がしている。
日本時間に下げ渋ったのも意外に思えたのだが、アメリカの上げも違和感を感じてしまう。
金利は米国時間場中に低下したが、結局上げて前日終値と変わらない水準で着地。
ミシガン大学の1年先、5年先の期待インフレ率が予想より上昇していること、ムーディーズの米国債格付け見通し引き下げは悪材料に思えるが、反応は薄かった。
VIX15pt割れも楽観しすぎというように見える。
年末まで15付近の低位で安定推移するとは思えないので、来週のCPIなり12月のFOMCなり年末に向けてどこかで波乱があるように思える。
今週の米株の強さを見ていて、年末高というより11月か12月初旬に今年の高値がやってくるという気もしている。
日本相場
2023/11/13
— ぽろ (@champoro1) 2023年11月13日
日経平均は小幅反発し、17円高の32,585円で取引を終えた。
東京エレクトロン決算、前日の米国株高、円安などで200円超上昇してスタート。さらに上げて32,900円台に乗せるも失速して値を消した。
後場にはマイナス圏になるも、売り急ぐ動きはなし。かといって買われもしなかった。 pic.twitter.com/wccFRLxwvv
今週は米国はCPI、PPI、小売売上高などの経済指標の発表があり、小売企業の決算発表も予定されている。つなぎ予算法案の審議も継続中。
— ぽろ (@champoro1) 2023年11月13日
外交面では米中首脳会談も行われる。
中国でも経済指標の発表が中止されている。
こうした中で決算ピークも迎えた週初の日本株は様子見姿勢が強く出たと思われる。
勢いよく上昇して始まったと思いきや、後場には前日終値をウロウロ。
日経平均は水準は高い位置にいて、そこから落ちるほど弱い雰囲気は無い。
上げた場面では32,900円台をつけるている。
しかし後場に全部値を消すあたりが、強いのか弱いのかはっきりしない。
寄り付きの上昇はショートカバーだろうか、需給に絡む強制的な上げ以外は動きにくいようだ。
今週の米国や中国の経済指標や外交イベントを見たいとの向きもあるだろう。
下げなかったし上げる勢いを見れただけで(ショートカバーだが)、御の字だろうか。