全般
為替市場
■先週の振り返り
・ドル指数は、27日に10カ月ぶり高値106.84を記録
今四半期は3.13%上昇し、週間でも11週連騰を記録する勢い
・市場の年内追加利上げ観測を背景に、米長期金利が上昇基調なことがドル買い理由
・日本政府の為替介入は実施されず、ドル・円は149円37銭でこの週の取引を終えた
・ユーロ、ポンド、豪ドルなどは対ドルで弱いトレンドが継続
■今週のポイント
・米国政府機関閉鎖は土壇場で回避、先週の安全資産ドル買いの反動があるか
・米国以外の国は政策金利の据え置きが予想され、ドルに注目集まる状況が続くか
米国経済指標でドルの動きに一喜一憂する展開が予想される
・米国の重要な経済指標
・10月2日 9月ISM製造業景況指数
・10月3日 8月JOLTS求人件数
・10月4日 9月ISM非製造業景況指数、9月ADP雇用統計
・10月6日 9月雇用統計
・10月3日に豪準備銀行が政策金利発表
政策金利の据え置きが予想されている。ブロック新総裁は初会見となり注目される。
・日銀の為替介入を警戒 150円突破は警戒感が強まる
米市場
■先週の振り返り
・米金利高や原油高を嫌気する展開が継続し、米政府機関閉鎖リスクも悪材料に
・週間 ダウ -1.34% ナスダック+0.06% S&P500-0.74%
・月間 ダウ -3.5% ナスダック -5.8% S&P500 -4.9%
・四半期 ダウ+2.6% ナスダック+4.1% S&P500+3.6%
・年初来 ダウ+1.0% ナスダック+26.3% S&P500+11.7%
・UAWのスト継続し拡大、長期化リスクが強まる
・政府機関閉鎖が懸念され、株式市場へのリスクとなった
・原油先物は27日夜に95ドル台と期近物として昨年8月以来の高値
9月に入り10%近く上げていた反動から週末は利益確定売りが優勢も終値90ドル台
・金は大幅に下落 一時は1862.3ドルと中心限月でほぼ半年ぶりの安値
■今週のポイント
・10月相場がスタート 米国では新年度となる
・先週に懸念された政府機関閉鎖は土壇場で回避 リスク回避の売りの反動あるか
政府機関閉鎖で懸念されたリスク(雇用統計や新規失業保険申請件数などの発表延期、発表延期で金融政策に影響、空港職員不足等で旅行需要も落ち込む可能性、格付け会社による格下げ)
・UAWのスト継続し拡大、長期化リスクが強まる
・学生ローン返済が10月から再開 消費に影響を与えると言われている
・米国の重要な経済指標
・10月2日 9月ISM製造業景況指数
・10月4日 9月ISM非製造業景況指数
・10月6日 9月雇用統計
日本市場
■先週の振り返り
・日経平均は週間で続落、約544円(-1.68%)の下落
29日までの8営業日で1600円を超す下げ
・TOPIX月間で-0.4% 月足ベースでの連騰記録止まる
今年1~8月まで8連騰、9月もプラス着地なら2005年5月~06年1月以来の9連騰だった
・東証グロース市場指数は+0.37%、マザーズ指数は+0.42%
・東証が9月28日発表の9月第3週(19日から22日)の投資部門別売買動向
海外投資家が総合で9371億円の売り越し(前の週は3151億円の買い越し)に転じた
(現物8644億円の売り越し、TOPIX先物は380億円の買い越し、225先物は1107億円の売り越し。この週は日経が前週末比1130円安の32402円と2週ぶりに急反落した週)
■今週のポイント
・10月相場がスタート 日本の後半年度が始まる
・週初の10月2日寄り付き前に「7-9月期日銀短観」の発表
・米国の経済指標の発表が多数あり、結果に振らされる展開か。
週末の雇用統計前に動きにくい雰囲気も出そう
・週末6日に安川電機が決算発表、業績相場入りを見極める様子見姿勢強まるか
・150円付近のドル円の動きに警戒、政府の為替介入が実施されるかに注目
その他
・ノーベル賞発表ウィーク
・中国は10月6日まで中秋節・国慶節で休場