全般
為替市場
■先週の振り返り
・FRBは9月FOMCで政策金利引き上げを見送り
年内の追加利上げの可能性を示唆
24年末の政策金利中央値が前回6月時点から0.5%切り上げ
・10年債利回りが連日で2007年以来の高値を更新
・英国は政策金利引き上げを見送り
・日銀は金融緩和政策を維持
■今週のポイント
・強い動きをするドルの動向に注目
26日に9月CB消費者信頼感指数
29日に8月コアPCE価格指数
・ユーロは利上げ終了見込みで弱いか?
ECBは9月会合で政策金利引き上げを決定も今後の利上げに関しては終了示唆し、対ドルで弱含む状況が続いている
米国経済指標が強い場合に一層のユーロ安が進む可能性
29日のユーロ圏9月消費者物価指数で変動の可能性
・日本政府の為替介入に引き続き警戒
米市場
■先週の振り返り
・FRBは9月FOMCで政策金利引き上げを見送り
年内の追加利上げの可能性を示唆
24年末の政策金利中央値が前回6月時点から0.5%切り上げ
・10年債利回りが連日で2007年以来の高値を更新
・主要3指数は50日戦を割り込みチャート悪化
■今週のポイント
・金利に神経質な展開が続く見込み
26日:米7月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米9月消費者信頼
感指数、米8月新築住宅販売、米2年国債入札
27日:米8月耐久財受注、米5年国債入札
28日:米4-6月期GDP確定値、米8月NAR仮契約住宅販売指数
29日:米8月個人所得・個人消費支出
・FRB関係者の発言に注目
29日5:00パウエル議長が討議に参加
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、シカゴ連銀のグールズビー総裁。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁などの発言も
日本市場
■先週の振り返り
・日経平均は先週末比1,130円の大幅下落 米国FOMCと米金利に振らされる状況
前週比-3.37%は週足ベースで今年最大の下落率
・日米中銀ウィークを消化するなか市場は神経質な展開に
FRBは利上げ見送りもタカ派的で米国金利上昇
日銀は緩和政策を維持 政策修正の時期や対応は不透明な状況が続く
・東証グロース市場指数は-1.56%、マザーズ指数は-1.80%
■今週のポイント
・今週は需給関係のイベント、株式分割などが多数予定される
配当落ち後の水準を早期に埋められるかが相場の強弱の判断材料に
・25日から10月6日まで金融庁が海外投資家を招待する「ジャパンウィークス」初開催
・25日
岸田文雄首相が経済対策を表明予定
内容は物価高対策や賃上げ、半導体分野への投資促進など
・27日
日銀金融政策決定会合議事要旨(7月27-28日開催)
権利付最終売買日
・28日
9月末配当・株主優待権利落ち日
配当落ち額は日経平均で225円、東証株価指数(TOPIX)で20pt程度との試算
指数連動型のパッシブファンドによる配当再投資に伴う先物買い需要
日経平均先物で1500億円強、TOPIX先物では9000億円弱と見込まれる
株式分割の権利落ちも多数 値がさ主力株の動きに注目
1対5:JR東海(9022)
1対4:アドバンテスト(6857)、デンソー(6902)、ローム(6963)
1対3:村田製作所(6981)、ホンダ(7267)
・29日
大引けに日経平均リバランス
10月2日の入れ替えに伴い採用される銘柄を買い入れ、除外される銘柄を売却
リバランスに伴い指数全体としては約4000億円の換金売りが生じると推測
新規採用:メルカリ、レーザーテック、ニトリHD
除外:日本板硝子、三井E&S、松井証券
9月都区部消費者物価指数、8月失業率・有効求人倍率、8月鉱工業生産
・日銀金融政策で現状維持決定で円安が見込まれ、為替介入が引き続き警戒される
その他
・27日
1-8月中国工業企業利益
・29日
中秋節・国慶節で上海取引所が10月6日まで休場
中国9月財新製造業PMIと財新サービス業PMI
・30日
中国9月製造業PMI、非製造業PMI
・中国以外のアジア市場でも中秋節などに伴い休場が多い