全般
上記リンクから個人的に注目しているものをピックアップ
6月19日 (月)
・米国市場休場(ジューンティーンス独立記念日)
・米国6月NAHB住宅市場指数 (23:00)
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この日は米国市場が休場なので、大きな動きは見られないか。
もっとも日経だけは確変中なので、材料が無くても激しい変動はあるかもしれない。
6月20日 (火)
★中国人民銀が6月の最優遇貸出金利を発表 (10:15)
★米国5月住宅着工件数 (21:30)
・米国5月建設許可件数 (21:30)
【海外決算】
[米]フェデックス<FDX>
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先週は中国の景気対策が話題となった。
コロナ対策で抑えつけていた前年比で経済指標が芳しくないのは、危機感が大きいだろう。
日本と同じく引き締め姿勢が続く中での、金融緩和傾向が続きそうだ。
正直日米株価には影響は僅かだが、豪ドルや原油への上げ寄与が大きかったように思う。
米国では住宅系の指標が発表。
この日の5月発表数字にトレンド変化はないのではないか。
金利が低下してくればローン利用も増えると思うので、住宅系の指標今後に注目している。
株高になっているので資産効果が出てきて、ローン組まずに現金での住宅購入が増えたりするだろうか。
フェッデックスの決算や見通しは米国経済の先行き材料視されるので、金利上昇で景気動向に注目が集まる現状で相場を揺らす材料になるかもしれない。
6月21日 (水)
◆国内経済
・日銀金融政策決定会合議事要旨 (4月27・28日開催分、8:50)
・5月訪日外客数 (16:15)
◆国際経済etc
・英国5月消費者物価指数 (15:00)
・米国MBA住宅ローン申請指数 (20:00)
★パウエルFRB議長が下院金融委員会で証言
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日本でのインバウンド株ブームも落ち着きを見せ始めているが、訪日外国人客数前後では律義に買いが入ったりする。
円安も進み特に訪日客数が低下する要因も無いと思うので、堅調な結果が出ると思う。
コロナを経て日本のインバウンド戦略は大きな変更が起きていない。
薄利多売ビジネスモデルなので、「高時給でも人が集まらない」と存続が致命的になると思う。
円安で数を売るところと、付加価値をつけて高価格のモノを売れる観光業の差が今後は大きくなっていくように感じる。
英国の消費者物価指数に注目。
先週ポンドはドルに対してかなり強いと感じたが、BOEはまだ今月の政策金利を決定していない。
インフレ継続前提で市場が見ているので、その予測でのポジション取りがこのCPIで動くかもしれない。
パウエル議長はFOMCから日も浅いので特に目新しい材料はないだろう。
先行きの金利動向についてはヒントを出してくれない姿勢が予想される。
6月22日 (木)
◆国内経済
・週間対外及び対内証券売買契約等の状況 (8:50)
◆国際経済etc
・中国、香港、台湾市場休場(端午節、~23日)
★イングランド銀行 (BOE) が政策金利を発表 (20:00)
・米国5月中古住宅販売件数 (23:00)
★米国5月コンファレンス・ボード景気先行指数 (23:00)
★パウエルFRB議長が上院銀行委員会で証言
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日経が依然として海外から買われるかに注目したい。
6月末は四半期末でもあるのでGPIFなどはポジション調整で売りが膨らむと思う。
米国の買いが現物で続けば日本株にポジティブだが、売りに回ったりするとセンチメントに変化が出るか。
この日はアジアが休場。
最近はアジアの値動きが日本株に影響を与えることは少ないのだが、世界に影響のある突発材料があると唯一開いている日本市場の値動きが激しくなりそうだ。
BOEの金利発表はポンドがかなり前のめりに買われている印象あるので、変動に注目したい。
住宅系指標は昨日同じく5月に変化が起きている様には思えない。
パウエル議長の発言は前日と同じくFOMCから日も浅いので新鮮味はないだろう。
しかし議員からの質問次第では市場に思惑を与える可能性もある。
前日の発言ミスはこの日にカバーできるが、この日に変に市場を刺激する失言があればマーケットに影響を及ぼすかもしれない。
もっともFOMCと大同小異なら強いマーケット基調が続くだろう。
6月23日 (金)
◆国内経済
・5月全国消費者物価指数 (8:30)
◆国際経済etc
・中国、台湾市場休場
・ドイツ6月製造業PMI (16:30)
・ドイツ6月サービス業PMI (16:30)
・ユーロ圏6月製造業PMI (17:00)
・ユーロ圏6月サービス業PMI (17:00)
・米国6月製造業PMI (22:45)
・米国6月サービス業PMI (22:45)
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日本のCPIはエネルギー価格などは前年比から下落も、日常品の物価上昇が示されるのではないだろうか。
次回に日銀会合では金利見通しが発表されるので、現在の日銀の見立てに変化を及ぼす数字になるかなど内容に注目したい。
各国でPMIが発表される。
5月から特に変化はないのではないか。
先週の中央銀行ウィークでユーロドルに変化の兆しが見られるので、為替には影響を与える可能性はある。
米国株は先行して上げているので、今後PMIが浮上してくれば上昇確度が高まっていくだろう。
6月24日 (土)
特になし
6月25日 (日)
特になし
為替市場
先週は中央銀子ウィークで米国が金利据え置きを決定したことから、ドル安の兆しが見え始めた。
(日本だけ緩和継続なのでドル高円安だったが)
ユーロドルは先週ユーロ高ドル安となったが、週末のFRB高官発言で金利上昇を見ると一方的に上げ続けるのは難しいかもしれない。
経済指標より高官発言が優先されるので、米国で「あと2回」の利上げ確度が上がるうちはこう着状態が続きそうだ。
CPIは高水準が見込まれ、BOEは追加利上げの見込みで動いている。
豪ドルは買い材料がそろっているように感じる。
雇用者数増で失業率低下、中銀は利上げ継続意思を示す、中国では追加経済対策、世界の株価は上昇傾向、ユーロ高が進場資源価格上昇もプラスとなりそうだ。
短期で上げすぎたテクニカルな動きに注意といったところだろうか。
ドル円は日銀が動かないことは決まっているのだが、政府の為替介入が発動するかに注目。
141円より上を目指すことが鮮明になれば、また三者会合などが行われるのではないか。
エコノミスト予想では150円まで介入がないというのが最も多い意見のようだ。
しかしエネルギー高騰はないものの、物価高につながる円安の国民の眼は厳しいと思う。
米市場
先週FRBは10回連続の利上げを停止し、市場よりタカ派の2回の追加利上げを見込む発表。
パウエル議長が実際の利上げは「ライブになる」(データを見つつその都度決定の意と思われる)と発言。
市場はタカ派ポーズも実際は2回も利上げできないことを見込んでいる。
楽観的なムードから株高が進行しているが、FRB高官がタカ派発言をするとやはり市場は揺れるという敏感な反応も見せている。
インフレ鈍化は鮮明なものの、FRBの物価目標2%を達成するという点で見ればまだ隔たりは大きい。
この観点が利上げに関する市場とFRBのもっとも大きな視点の違いと思っている。
この週はパウエル議長の議会公聴会が2回ある。
インフレはもちろん、経済の現状、金融システムの安定性、金融政策、リセッション懸念、労働市場などに話題が及ぶだろう。
から日が浅いので新材料となる発言は出てこないと思われるが、市場がどう反応するかまでは読めない。
しかし、先週までの強い米株が腰折れするほどの材料はこの週に出てこないと思う。
日本市場
日経平均は先週も大幅上昇し10週続伸。
10週間で約6200円(約22%)もの上昇となっている。
先週の業種別騰落率でトップは輸送用機器、円安が業種全般に追い風になりトヨタ自動車はEVのIRと株主総会が好感され連日大きな上昇を見せた。
最下位は海運。相場の上値が重たい日には幕間つなぎ的に材料視されたりもしたが、昨年までの勢いはもう見られないようだ。
今週は国内では5社のIPOが予定。
21日のシーユーシー以外はそれほど資金吸収額が多くないとのことなので、先週のマザーズ上昇の機運を削ぐことなく新風をふかせることで相乗効果が出るかに注目。
大型株が材料不足になり上値追いが鈍るほど、新興市場にはチャンスがありそうだ。
大型株は正直材料で動いている気がしないので、値動きも良く分からないのだが34,000円より上もあるのだろうか。
「岸田総理が解散見送り」でここまでの上げをけん引してきた好材料が1つ消失しても、「日銀の緩和継続」というなんら真新しくない材料で上値追いなどをしている。
何がきっかけで上がるのか不明な状況。
上値を追うことは上手く予想できないが、買い遅れている投資家も多く下値では買いが出てくることは予想される。
上ヒゲつけて下げたと言ってもトレンドが変化するまではいかない。
ベアトラップになっている状況なので買い遅れた投資家の買い水準も徐々に上がっていきそうだ。
海外勢の買い姿勢や売買代金が堅調でドル円が極度に動ないなら、今の雰囲気が続くという気がする。
月曜に米国休場、週中にはアジア市場が休場。
月末まで株主総会集中週となり、個別の株価変動はあるかもしれないが全体基調は変わらずとなりそう。