米国市場概況
2023年9月12日
米株は反落。
原油価格上昇でインフレ→金利高止まりが意識され、株式に逆風となった。
オラクルが決算を受けて-13%で、ハイテク全体の重しとなった。
iPhoneはイベントが材料視されず-1.7%
前日上昇のテスラは-2.2%と反落。
翌日にCPIを控え様子見ムードもあった。
セクターではエネルギーが+2.31%と最も上昇。OPECは今年の世界の需要が過去最大になるとの見通しを維持。需給逼迫を見込んだ買いが優勢になった。
Apple新製品イベントは買い替えを促す話題はなかった模様。スマートフォン販売不振を考慮し値上げは見送った。
相場へのコメント
米国は3指数とも反落。
- 原油価格上昇でインフレ圧力と高い政策金利の持続の警戒高まる
- オラクルが決算で大幅安の反応でハイテクのセンチメント悪化
- アップル新製品発表会も株価は下落
- 昨日上昇のテスラも2.2%の下落
翌日のCPIを前に様子見ムードの中で上記悪材料が出てことで、株価はハイテクを中心に下落となった。
原油高はOPECがレポートを出して、需給ひっ迫がいよいよ意識された。
原油先物価格は昨年11月以来の高値を付ける場面もあり、90ドルに肉薄してきている。
インフレ圧力にも企業のコスト上昇圧力にもなり、警戒感が高まっている。
明日のCPIは従来のコア指数だけでなく、原油を含んだ総合指数にも注目が集まりそうだ。
iPhoneの新製品イベントは期待薄だったが、その通りに株価下落して終える結果となった。
今年はスマートフォン販売不振もあるし、中国での利用規制問題も事前にあった。
驚くような新機能発表があれば違う結果になっただろうが、人々の想像を超えたサプライズはここ数年のアップルからは感じられない。