米国市場概況
2023年9月19日
米国主要3指数は反落。翌日にFOMC結果発表を控え様子見ムードも、原油価格と金利上昇が投資家心理を圧迫した。
翌日のFOMCでは金利据え置き予定だが、年末までと来年の金利見通しがタカ派的になる事への警戒感が強まっている。S&P 500 Map https://finviz.com/published_map.ashx?t=sec&st=d1&f=091923&i=sec_d1_185430311
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WTI期近の10月物は一時93.74ドルと昨年11月上旬以来の高値を更新。株価指数はインフレ加速警戒感から下落した。その後原油の上昇が一服したことで、指数は下げ幅を縮めて終えた。
カナダで8月CPIが市場予想を上回った。ガソリン価格の高騰が原因。原油価格の上昇で世界のインフレ懸念が強まっている。
相場へのコメント
米株は反落した。
引けには下げ幅を縮めて終えた。
場中の下落が大きかったのは原油高、金利高が将来のインフレ懸念を強めたからのようだ。
翌日にFOMC結果が判明するので様子見ムードでもあった。
今回は金利据え置きが予定されているが、同時に発表される金利見通しなどでFRBがタカ派姿勢(政策金利の高止まりが長く続く)をとることが警戒されている。
隣国カナダのCPIが予想外に上昇しており、原因はガソリン高であることから原油価格の上昇には今後も警戒が強まりそうだ。
米エネルギー情報局(EIA)が18日に公表した見通しで、「米国のシェール石油の掘削・生産状況で10月も生産が減る」ことが原油高を招いた模様。
シェブロンのCEOは原油価格が100ドルに達するとの見通しを表明している。
政策金利の変更がないことが確定しても、結局は注目と緊迫感が強まる9月FOMCとなりそうだ。