ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/09/08【日本市場】ハイテク中心の米株安を受けて大幅続落も32,500円は割らず 金利に加えて米中対立に注目が集まる

寄り前

 

marutopeke.com

 

 

前場&後場

 

 

 

大引け

 

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日経平均は大幅反落。

9時30分ごろに32,500円台で反発したが、戻しきれず後場に安値更新。

安値でも32,500円は割れなかったが、水曜日までの無敵の強さは見られなかった。

 

中国政府のiPhone使用規制の問題から米中対立に相場の焦点が移行している。

FRBの利上げ継続で金利の面からハイテクが弱っているところに、アップルやiPhoneサプライヤーの株下落が重なっている。

半導体・ハイテクが弱いと日経は上値が重い。

ナスダックが4日続落したこともあり、9月の米株安のアノマリーが意識されてきている。

 

ドル円は午前に鈴木財務相の円安けん制発言で一時147円を割り込んだ。

しかし1時間程度で下げの大半を戻した。

日本政府の為替介入については引き続き警戒されるが、口先では効果が長続きしないようだ。

今週は神田財務官も口先介入があり、介入の雰囲気が濃くなってきたように思う。

ドル円の上値もだいぶ重くなってきたか。

 

今週は水曜日で日経の連騰が途切れた。

1600円近く上昇したので、木金2日の600円程度の下落も調整の範囲ともいえるが雰囲気は悪い。

米中対立で報復合戦となってしまうと、先行きの不安は大きいだろう。

 

本日の米国市場見通し

 

今晩の米国は22時にバー米FRB副議長講演、23時に米7月卸売在庫改定値、9日4時に米7月消費者信用残高の発表が予想されている。

 

FRBは来週からFOMC前のブラックアウト期間となるので、今晩のバーFRB副議長の発言が関係者の最後の発言として注目される。

 

引き続き金利動向は注目されるだろうが、4日続落しているナスダックに反発がみられるか確認したい。

昨日は下落したが陽線で終わっており、下値で買う動きも見られていた。

中国のiPhone使用規制から始まった米中対立は議員などの間でエスカレートしているようだ。

米国から報復措置が示され報復合戦が本格化してくると、SOXやハイテクには厳しい展開が続きそう。

 

米中対立のきっかけとなったアップルは来週に新商品発表会が予定されている。

本来は好材料となりそうなものだが、最大の販売先の中国が期待できないとなると北関の薄いイベントになってしまうかもしれない。