ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/09/07【日本市場】日経平均とTOPIXが9日ぶりに反落 米国続落と中国のiPhone規制の報道などを悪材料視

寄り前

 

marutopeke.com

 

 

前場&後場

 

 

 

 

 

大引け

 

コメント

日経はついに反落へ。

9日ぶりに反落し249円安の32,991円で引けた。

8日続伸で1,600円以上上がっており、他市場を無視した独歩高に違和感は強かったのでむしろ調整して安心感が広がる雰囲気。

 

前日米国がISM非製造業景況感指数が堅調でFRBの利上げ継続懸念が強まった。

原油価格の上昇も物価上昇圧力を感じさせ、相場を神経質にさせている。

 

今日は米中対立の材料もあった。

中国が中央政府機関の職員に対し、米アップルの「iPhone」やその他の海外ブラ
ンドのデバイスを業務で使用する、持ち込むことを禁止するようだ。

米国ではiPhoneが日本ではアップルサプライヤーの電子部品株の押し下げ要因となった。

午後には中央政府のみでなく国有企業にも適用を拡大することを計画しているとも伝わ
り、下げに追い打ちをかける材料となった。

 

この観点の米中対立材料は真新しさもあり、連騰中の日経には利益確定売りと併せて効いた気がする。

本当にこの報道通りに日本の電子部品株の業績が悪化するかまでは分からないが。

 

昨日まで上げていた材料というのは今一つ分からないままだ。

明日のSQ絡みの需給の結果なのか、中国の引き上げた資金が日本市場に流れているのか、本当に日本企業が割安で期待されているのか。

 

明日のMSQが終われば見えてくるものもあるだろう。

政府の為替介入も先週よりは確度が上がっている。

世界市場に混乱があるとすれば、独歩高した日経やTOPIXの振れ幅は他の市場より大きくなるだろう。

 

 

本日の米国市場見通し

 

今晩の米国は21時30分に新規失業保険申請件数

毎週出てくる数値なのだが、金利への影響が大きい。

ISM景況感指数は製造業、非製造業とも想定外に堅調という結果に。

それに続いてインフレ傾向を強める数値が出ると、金利高につながる可能性が高い。

 

要人発言が多数。

ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁、ボウマンFRB理事など

9日からは、9月FOMCを前にFRB高官が発言を控えるブラックアウト期間に入る。

FRB高官のブラックアウト前の利上げスタンスに注目が集まる。